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清武の劇的FK、両監督やチームメイトも絶賛

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本人は「まだ改善の余地がかなりある」

 ニュルンベルクMF清武弘嗣は、18日に行われたブンデスリーガ第2節ヘルタ・ベルリン戦で終了間際に劇的な同点FKを決め、チームを敗戦から救った。両チームの監督や選手たち、清武本人のコメントをドイツ『ニュルンベルガー・ナハリヒテン』が伝えている。

 あと一歩で勝利を逃したヘルタのヨス・ルフカイ監督も「素晴らしいFKだった」と脱帽。先制点を記録したFWヨシプ・ドルミッチは「キヨが救ってくれたね」、DFハビエル・ピノラも「キヨがあの最高のFKを沈めてくれて本当に良かった」と、チームメートも賛辞を惜しまなかった。

 一方、ニュルンベルクのミヒャエル・ビージンガー監督はゴールを称賛しながらも、清武にさらなる活躍を要求。期待の高さをうかがわせている。

「美しいスーパーゴールだった。だが、彼にはもっと存在感を発揮してもらわないといけない。彼は試合にもっとインパクトを与えることができるはずだ」

「(チーム全体の攻撃について)今日は良いアプローチも見られた。前線には良いオプションがあるが、時間帯によっては試合の流れを完全に手放すこともあり、それは良くないことだ。時には勇気と自信を持ってプレーすることも大事だ」

 清武が日本代表の試合による帰国のため長距離移動を強いられたあげく、ウルグアイ戦に起用されなかったことについては、地元メディアから疑問の声もある。だがビージンガー監督は、選手本人の意志を尊重するとして一定の納得を示している。

「私にとっては、キヨ自身の意見が大事だ。日本代表のクオリティーを考えれば、(起用されなくとも)招集されるだけでも喜ばなければならない状況だとも聞いている」

 清武自身は日本代表への招集を「誇りに思っているので」とコメントし、長距離移動への批判に答える一方で、ニュルンベルクのプレーについてはさらなる改善の必要があると述べている。

「試合全体を見なければいけないと思います。まだ改善の余地がかなりありますので。このチームには大きなポテンシャルがあるので、これからもっと良くなると思います」

 開幕から2連続の引き分けとなったニュルンベルクは、次節はアウェーで王者バイエルン・ミュンヘンとのダービーマッチに臨む。

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