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アッレグリ:「人種差別の問題はバロテッリのせいではない」

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成長を遂げていると強調

 ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が23日の会見で、FWマリオ・バロテッリの言動が人種差別を誘発しているのではないと語った。

 ミランは24日のセリエA開幕戦で、ベローナと敵地で対戦する。ベローナのサポーターは差別問題を起こしたことが少なくなく、常に罵倒の標的とされるバロテッリへの差別的野次が懸念されているところだ。

 バロテッリはアメリカ『スポーツ・イラストレイテッド』のインタビューで、ベローナ戦で人種差別野次を受けてもプレーを続けるとした上で、「全力でゴールを目指し、決めたら僕も何か言う」と話した。これを受け、ベローナのフラヴィオ・トージ市長は、「バロテッリは挑発しない方が良い」と苦言を呈している。

 だが、アッレグリ監督は前日会見で、バロテッリが精神的にも成長しつつあると強調。人種差別の問題はバロテッリと関係なく、サポーターの教養の問題だと主張した。

「トージ市長のコメント? 私ではなく、別の市長が答えた方がいいんじゃないかな。人種差別はバロテッリの問題ではなく、イタリアにまだ存在するそういう人たちの教養の欠如の問題だ。マリオはとても落ち着いている。プレーのことだけを考えているよ。一部の教養のない愚か者のために台無しにされるのは、本当に残念なことだ」

「バロテッリはよく振る舞っている。たまにはまだ苛立ったジェスチャーをすることがあるね。まだ改善しなければいけない。だが、彼は良くなると確信している」

 なお、バロテッリはこの日、自らの『ツイッター』で「ベローナの人たちよ、ブレッシァ人をお披露目するぜ!」とつぶやいた。同選手は「自分はブレッシァの人間だし、ブレッシァの友人たちのために(ツイート)した。サッカーにおけるベローナとのライバル関係を重視しているんだ」と話している。

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