『マルカ』が報じる

　アーセナルがレアル・マドリーMFアンヘル・ディ・マリアを狙っているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

　同紙のこの報道は、トッテナムMFガレス・ベイルのマドリー移籍が、間近に迫っていることを受けてのものだ。今夏の移籍市場で満足な補強を実現できていないアーセナルは、マドリーでの立場が危うくなっているディ・マリア獲得に向け、移籍金3000万ユーロを用意しているという。

　ディ・マリア本人とカルロ・アンチェロッティ監督率いるコーチ陣は、マドリー残留を望んでいる。だが、ベイル獲得のために移籍金9900万ユーロを支払うとされるマドリー首脳陣は、アルゼンチン代表MFの売却を真剣に考慮している模様だ。アーセナルが実際に同額のオファーを提示すれば、マドリーが放出を了承する可能性は十分にあり得る。

　なおマドリーはディ・マリアを3000万ユーロで放出することで、今夏に9640万ユーロの売却益を得る。これまでの売却益の内訳は、ナポリに放出したFWホセ・カジェホン(1000万ユーロ)、DFラウール・アルビオル(1200万ユーロ)、FWゴンサロ・イグアイン(4000万ユーロ)、またカンテラーノのFWアルバロ・ネグレドがセビージャからマンチェスター・シティに移籍したことで得た440万ユーロとなっている。

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