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独紙評価:長谷部&清武はやや低めの採点

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最下位相手に流れを変えられず

 15日に行われたブンデスリーガ第5節、ブラウンシュワイク対ニュルンベルクは、1-1の引き分けに終わった。この一戦では新加入のMF長谷部誠がフル出場を果たし、MF清武弘嗣は終了間際までプレーしている。

 日本代表選手2人が先発に名を連ね、ブラウンシュワイク戦に臨んだニュルンベルク。今季未勝利の同クラブにとって、最下位との一戦は早くも絶対に落とせない重要な試合となった。

 しかし、結果は1-1となり、課題も残る内容だった。デビューを迎えた長谷部は、ニュルンベルクの先制点となる攻撃の起点となったが、失点の前にボールを失ったことがメディアの評価に響いている。ドイツ『ビルト』は、日本代表キャプテンのプレーにチーム平均点(3.58)以下の4、『キッカー』はチーム平均点(3.6)をわずかに上回る3.5をつけている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 地元紙『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』は、長谷部のプレーにチーム8人と同じ4をつけ、次のような寸評を掲載した。

「早い段階で中盤の支配権を握った。序盤は常にパスを受けられ、後ろから(プレーを)より前方に押すことに励んだ。同点の前、不要なボールロスト。試合が経過するにあたって、(チームメートと同様、)沈んでしまった」

 一方、押され気味となった流れの中、清武は14分にロングフィードをうまくトラップしてシュートに持ち込むなど存在感を発揮した。46分には前線へのスルーパスをFWダニエル・ギンチェクに通すなど攻撃面で見せ場はつくっていた。だが、セットプレーからのチャンスメークも含め、得点に結びつけることができなかったことからか、『ビルト』『キッカー』ではそろって4の採点だった。

 また、『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』も4をつけながら以下の寸評を記している。

「序盤、タックルで守備をより意識する姿勢を示した。ボールの配給では良い場面もあったが、結果を出せず。さらに、うかつな形で決定機を外している」

 ニュルンベルクは3分け2敗で16位に浮上。昇格組のヘルタ・ベルリンとブラウンシュワイクに勝てなかった同クラブだが、第6節のボルシア・ドルトムント戦で金星をつかめるだろうか。

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