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ドルトムントと引き分けた長谷部 「勝ちたかった」

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監督の信頼を感じ、連係は向上中

 ニュルンベルクMF長谷部誠は21日、ブンデスリーガ第6節のボルシア・ドルトムント戦にフル出場した。ニュルンベルクでのホームデビュー戦で強敵と引き分けたが、長谷部は勝ち点3が欲しかったようだ。

 開幕5試合で5連勝とスタートダッシュに成功したドルトムントに対し、ニュルンベルクはここまで未勝利。ドルトムントの6連勝は堅いという見方が強かったが、伏兵が連勝を止めた。

 ただ、ニュルンベルクは最後に決定機があっただけに、長谷部は「勝ちたかったですね」と試合後に話している。

 3ボランチの一角として出場した長谷部は、「前半は良いサッカーをしていたと思う。ロングボールというよりは、しっかりつないでという形を結構つくれた」と手応えを感じている。特に「右サイドで何回かうまく崩せてダイレクトで2、3回つながったところでは、前を向いて良い形をつくれたかなと思います」と述べた。

 ドルトムントはミッドウィークにチャンピオンズリーグを戦っており、メンバーを入れ替えた。長谷部は「メンバーがかわっても良いチーム」と前置きしたが「今日はちょっと疲れているのかな」と感じたそうだ。個人的にも、「相手のプレッシャーはそんなにきついと感じなかった。多少、自由にできたところはある」という印象だったという。

 同点のきっかけになるFKを獲得した場面については、「多少は2ボランチのときよりリスクを冒していかなきゃいけないというのはありました」と語っている。自身のミスについては、「場所とかを考えないといけない。試合を決定づけるボールなので。無理してでも前に持っていくべきだった」と反省した。

 これで長谷部はボランチとして2試合連続のフル出場。「試合だけでなく、練習から監督とは良いコミュニケーションをとっていて、監督の信頼を感じます」と、新天地に良い形で入った様子だ。コンビネーションは向上中で、「今日の方が良かった。試合を重ねるごとに良くなっていけば」と話している。

 そして、もっと決定的な仕事ができればという気持ちもあるようだ。「フリーでボールを持つ場面があるなら、もう少し決定的な場面をつくらなければいけない。しっかりゲームをつくっていかないと」と長谷部。「チームが苦しいときに、いかに自分がチームを助けられるかが大事」と考えている。

 ドルトムントの連勝を止めたとはいえ、ニュルンベルクはいまだ白星なし。長谷部は「結果が出るということが一番自信になる。これからです」と前を向いた。


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