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椎間板に問題抱えるベイル、スペインメディアはマドリーに疑いの目

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『アス』、ベイルの過去の負傷歴を明かす

 ガレス・ベイルが椎間板に問題を抱えていることが明らかとなったことで、レアル・マドリーを取り巻くメディアが騒がしくなっている。

 12日付のスペイン『マルカ』は、マドリーがベイル入団の際のメディカルチェックで、L5-S1(第5腰椎と仙骨)間に腰椎椎間板ヘルニアを検知したと一面で報道。マドリーは声明でヘルニアであることを否定したものの、椎間板突出の症状があることは認知。さらにマドリーの医療スタッフの主任カルロス・ディエス氏も、同症状がヘルニアを引き起こす可能性を認めていた。

 これを受けた13日付の『アス』は、一面で「マドリー、ベイルの椎間板の負傷を認める」との見出しを打ち、ベイルの過去の負傷歴を明かしている。同紙はベイルが2007-08シーズンにトッテナムに加入して以降27回も負傷に苦しみ、合計74試合を欠場したこと、加えて2007年に右足首じん帯、2009年に左ひざを手術したとの記事を掲載。腰の問題では2011年1月のニューカッスル戦で痛みを抱え、その後のプレミアリーグ3試合とFAカップ1試合を欠場し、2012年夏のロンドン五輪も同箇所の問題で不参加となったことを伝えた。

 『アス』はまた、ベイル同様にマドリー入団当初から身体に問題を抱えていた選手として、ジョナサン・ウッドゲイト(移籍金2000万ユーロ)、ヌリ・シャヒン(1000万ユーロ)、そしてカカ(6700万ユーロ)の名前を挙げている。マドリーがトッテナムに支払った額は1億ユーロとされているが、ベイルも以上の選手たちと同様に負傷に悩まされることになれば、フロレンティーノ・ペレス会長はさらなる批判を受けることになりそうだ。

 なお、マドリーが巨額の負債を抱えていることを指摘するなど、ペレス会長の経営方針に批判的な眼差しを向ける『アス』のアルフレッド・レラーニョ編集長は、13日付の紙面のコラムで次のように記している。

「数か月前には、セルヒオ・ラモスとイケル・カシージャスが『ジョゼ・モウリーニョか僕たちか』とクラブ首脳陣に訴えたと『マルカ』が報じた。そして現在、選手たちは残っているが、彼(モウリーニョ)はいない。最近の時間の経過は、クラブ側の否定ではなく、報道の真実性を証明するものとなっている」

「(ベイルの椎間板の問題についても)時間が明らかにするだろう。時間の経過がこれまでに教えてくれたのは、(スター選手獲得による)マーケティング戦術が、どのような結果も生み出せないものだった、ということだ。スポーツ面はもちろんのこと、驚くべきことに財政面でも、だ」
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