beacon

ブッフォン:「12年前にバルセロナ移籍に近づいた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

父親のアドバイスでユーヴェを選択

 ユヴェントスGKジャンルイジ・ブッフォンが、かつてバルセロナ移籍に近づいたことを明らかにした。だが、父親のアドバイスでユヴェントスへ移籍したという。

 17歳でパルマのトップチームでデビューしたブッフォンは、2001年にユヴェントスに移籍。不正スキャンダルでセリエB降格という厳しい経験もしたが、ユーヴェではスクデットを何度も獲得している。イタリア代表としても、2006年のワールドカップで世界王者となった。

 そのブッフォンが、ユーヴェではなくバルセロナに移籍していたら、歴史はどうなっていたのだろう。その「もしも」を実現させなかったのは、父親だった。ブッフォンはイタリア『スポーツメディアセット』で、次のように話している。

「2001年にユヴェントスへ移籍する前に、バルセロナに行くかもしれなかったんだ。でも、父がユヴェントスにしろと助言してくれたんだよ。父にはまだ感謝している。僕はここで、ほかにはない満足をたくさん得ることができたからね。それに、当時のバルサは今のバルサではなかった」

 一方で、ブッフォンはキャリアを始めたころを振り返り、こう述べている。

「パルマ、ミラン、それからボローニャも僕を望んでくれた。パルマを選んだ両親は素晴らしかったね。13歳の少年に最も適したクラブだと考えたんだ。どんな親だって、自分の息子はミランでプレーしていると言いたがるものだろう。そういうものさ。でも、僕の両親は、僕がしっかり成長できるのはどのクラブかということだけを考えていたんだ」

 そのパルマでスクデットを獲得できなかったことが、ブッフォンにとって心残りだそうだ。

「パルマではたくさんの勝利を収めた。でも、パルマが勝ち取ったことのないもの、つまりスクデットを獲得することができなかったのは、とても悔しい。たぶん、僕らはあまりに若すぎて、勝利に導く継続的なパフォーマンスをするだけの成熟度がなかったんだろうね」

 今年1月、ブッフォンはユヴェントスとの契約を2015年まで延長した。

「大きな目標の一つだった。東欧から、どんな選手でも揺れ動くようなオファーがあったけど、ユーヴェに残ることを選んだんだ。僕はまだあと数年プレーしたい。これまでのように、周囲を驚かせることのできる間はね」


▼関連リンク
セリエA2013-14特集ページ
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP