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元イタリア代表のネスタ、やはり今季で引退へ

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今後は指導者の道へ

 複数メディアによると、モントリオール・インパクトの元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタが、今季限りで現役を引退するようだ。

 37歳のネスタは地元ローマのラツィオ下部組織出身。ラツィオでキャプテンを務め、カップウィナーズカップやスクデット、コッパ・イタリアのタイトルを獲得。2002年にはミランに移籍し、スクデットやコッパ・イタリアのほか、チャンピオンズリーグ、クラブ・ワールドカップを制した。

 78キャップを記録したイタリア代表では、大会中に負傷に見舞われたものの、2006年のドイツ・ワールドカップを制覇。2012年、ミランとの契約満了を経て、MLSに挑戦。同じく元イタリア代表のFWマルコ・ディ・ヴァイオらとともに、モントリオールでプレーしてきた。

 2月に今シーズン限りでの引退の意向を明かしていたネスタのために、モントリオール・インパクトは、ホーム最終戦となる19日のフィラデルフィア・ユニオン戦の試合前、セレモニーを行った。なお、ネスタは試合終盤にふくらはぎのトラブルで交代を余儀なくされたとのこと。試合は2-1でモントリオール・インパクトが勝利している。

 イタリアメディアは、ネスタが試合後に次のようなコメントを残したと伝えている。

「僕らがただ新しい経験をするために、そして人生を楽しむためにここへ来たと考えている人がたくさんいる。でも、僕らは勝つために来たんだ。それを示した。僕らは勝つために生まれてきたんだ。小さないころから、勝つために戦うものだと教わってきたんだ」

「将来的には指導をしていく。もしくは、少なくともそれにトライする。どのレベルでの指導になるかは、これからを見よう。でも、何かやれるんじゃないかと感じている。数カ月休んでから、勉強を始めるよ。どこで指導するか? それはまだ分からない」

 プレーオフ進出の可能性が残るモントリオール・インパクトは、26日にトロントFCとの最終戦に臨む。フィラデルフィア・ユニオン戦で1ゴールを挙げたディ・ヴァイオは、『ツイッター』で「このゴールは君のためだよ。最終節も勝って、プレーオフに行こう」と、ネスタに向けてコメントしている。
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