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長友、復帰試合で存在感発揮…インテルは3試合連続今季7度目ドロー

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[12.8 セリエA第15節 インテル3-3パルマ]

 セリエAは8日、第15節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームでパルマと対戦し、3-3で引き分けた。左ふくらはぎ負傷のため戦線を離れていた長友だが、リーグ戦では2試合ぶり、公式戦では3試合ぶりのベンチ入りを果たすと、後半24分から試合にも復帰。得点には絡めなかったが、決定機を演出するなど存在感を発揮した。

 激しい打ち合いとなった。先制はパルマ。前半11分、MFマルコ・マルキオンニのスルーパスで抜けたFWニコラ・サンソーネが簡単にゴールネットを揺らし先制。パルマが主導権を握った。

 インテルも前半44分、MFジョナタンのクロスにFWロドリゴ・パラシオが飛び込み同点に追いつく。しかし直後の45分、シュート性のボールをキャッチに入ったGKサミール・ハンダノビッチがまさかのファンブル。これをサンソーネに押し込まれ、またも勝ち越しを許した。

 だが後半に入ると、インテルが一気の攻勢を見せる。まずは9分、左サイドからMFリッキー・アルバレスがクロスを上げると、パラシオがヘディングで合わせて再び同点に追いつくと、直後の11分にはパラシオの落としを受けたMFフレディ・グアリンが左足でゴールネットを揺らし、ついに逆転に成功した。

 しかしパルマも後半14分、DFマッティア・カッサーニがクロスを入れると、これに中央から走り込んだサンソーネが飛び込みハットトリックを達成。3-3の同点とした。

 後半24分からインテルはハビエル・サネッティに代えて、左ふくらはぎを痛め戦線を離れていた長友を投入。長友は後半アディショナルタイム、MFサフィル・タイデルの縦パスをダイレクトでMFエステバン・カンビアッソに折り返すという決定機を演出。惜しくもゴールとはならなかったが、復帰試合でさすがの存在感を示した。

 3-3のドローに終わったインテルはこれで3試合連続の引き分け。勝ち星に並ぶ今季7度目のドローとなった。


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