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コソボ代表、3月の親善試合にヤヌザイを招集へ

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将来的な選択には影響せず

 コソボサッカー連盟は、3月に行われる国際親善試合にマンチェスター・ユナイテッドMFアドナン・ヤヌザイを出場させることを望んでいる。

 FIFAに正式加盟していないコソボだが、今年1月には特例措置として、FIFA加盟国と国際親善試合を行うことが認められた。国旗や国章の掲示、国歌斉唱は認められていないが、FIFAの認可の下での初めての試合として、3月5日にハイチ代表と対戦することを予定している。

 ベルギーで生まれたヤヌザイだがコソボにルーツを持っており、同国の置かれた複雑な状況も手伝って多くの代表チームでプレーする資格を有している。コソボのほかベルギー、アルバニア、トルコ、セルビアの代表入りの可能性があるほか、イングランド代表も将来的な招集に関心を示している。

 コソボ代表は、同国にとって記念すべき一戦となる今回の試合にヤヌザイの参加を望んでいるものの、その後も同選手を縛り付ける意志はないようだ。コソボサッカー連盟のエロル・サリフ事務局長はイギリス『デイリー・スター』に次のように語った。

「我々はアドナンの家族と話し合っている。一番最初の試合で彼ほどの才能ある選手にプレーしてもらえるのは、非常に大きな意味のあることだ。彼は周囲の人々のために、たとえ15分だけだとしても試合に参加してくれると感じている」

「あくまで象徴的な行為だということを強調したい。この試合でプレーすることで、彼が我々に対して何も義務を負うことになるとは考えていない。親善試合であり、将来的に彼が別の国でプレーすることには影響しないだろう」

 ハイチ戦にはヤヌザイ以外にも、コソボにルーツを持つ他国の代表選手らが参加する可能性もあると見られている。ラツィオのアルバニア代表DFロリク・サナ、ボルシアMGのスイス代表MFグラニト・シャカ、ナポリの同じくスイス代表FMバロン・ベーラミらはコソボにルーツを持つ選手たちだ。
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