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モウリーニョ、判定に激怒もコメントせず 「トラブルになりたくない」

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アストン・ビラ戦でフォイ主審の判定に不満

 チェルシーは15日、プレミアリーグ第30節でアストン・ビラと対戦し、敵地で0-1と敗れた。ジョゼ・モウリーニョ監督は試合後、クリス・フォイ主審に対して明らかに怒りをあらわしつつ、処分を避けるためにコメントはしないと話している。

 前半にMFネマニャ・マティッチのゴールがハンドの判定で認められず、68分にMFウィリアンが2度目の警告を受けて退場となったチェルシー。さらに82分には先制を許すと、終盤はMFラミレスが相手選手を踏んで退場となり、抗議したモウリーニョ監督も退席処分に。9人のチェルシーは後味の悪い黒星を喫することになった。

 モウリーニョ監督は試合後、イギリス『スカイ・スポーツ』で審判について聞かれると、次のように答えている。

「コメントはしない。すればトラブルに陥るからだ。そして私はそうなることを望んでいない。話したくないのは、大きな判定について話すなら、レッドカード以外のこともあるからだ。話せば大きなトラブルになる。私はそれを望んでいない」

「審判は彼らがやるようにやり、家に帰り、プレスにも応じることがない。私のように長くサッカー界にいる人間が、丁寧に『5秒だけ話せますか?』と求めても、ちょっと対話することさえ拒む。私はこの立場で続けなければいけない。審判と違い、試合における私の立場など何もないようなものだ。そして私は口を閉ざして家に帰らなければならない」

 ロッカールームへ続くトンネルでフォイ主審に何を話したのかと聞かれると、モウリーニョ監督はこう答えている。

「『ミスター・フォイ、5秒だけもらえないですか?』と頼んだ。だが、ダメだ。それで終わり。私は受け入れなければいけない。私はシンプルに一つだけ聞くために5秒欲しいと頼んだ。だがチャンスはなく、私はスタンド送りになった」

「私の質問は、(ガブリエル・)アグボンラホーがベンチから飛び出し、後ろから私の選手につかみかかったのに、カードが出ないなんてあり得るのかということだった。だが、私には質問するチャンスがなかった。そして私はスタンド送りになったんだ」

 イングランドサッカー協会が動く可能性を予想しているかと聞かれると、モウリーニョ監督は次のように述べている。

「私に対して? 私? 審判? いや、私は自分が処分されるとは思っていない。私は何もやっていないからだ」

 チェルシーは消化が3試合少ないマンチェスター・シティとの勝ち点差が6となっている。


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