モウリーニョの守備戦術には不満顔

　リバプールは27日、プレミアリーグ第36節でチェルシーと対戦し、0ー2で敗れた。ブレンダン・ロジャース監督は、手痛い結果を嘆いている。

　勝ち点5差で2位につけるチェルシーをホームに迎えたリバプールは、相手がメンバーを落としたこともあり、優勝に近づくチャンスと思われた。

　しかし、主将のMFスティーブン・ジェラードのミスから失点すると、チェルシーの堅守を崩せずに敗戦。ついに連勝が止まった。

　ロジャース監督は試合後、イギリス『スカイ・スポーツ』で次のように述べた。

「チェルシーにおめでとうと言う。彼らは試合に勝った。深い位置で構えていたね。早い時間にゴールを奪わない限り、彼らを引っ張り出すことはできない。むこうは勝つためにきたわけではなく、時間を使うためにきた」

「選手たちはすべてを出した。ちょっとした運がなかったんだ」

　ロジャース監督は、ジョゼ・モウリーニョ監督の戦い方に不満があるようだ。

「私は、それが戦術だとは思わない。誰だって、チームに引いて守ることを指示することはできる。それがチェルシーのプレーだ。彼らには一部の素晴らしい選手がいるが、守備的な試合をするね。そして、相手のミスをカウンターで狙っている」

「失点にはがっかりした。それは仕方のないことだ。スティービーを責めることはない。私は彼がこのクラブにとって素晴らしい選手だということを知っている」

　しかし、タイトル争いが終わったわけではない。

「我々はチャンピオンズリーグ出場権確保という目標を達成した。今はクリスタル・パレスとの次節に集中だ」

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