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敗色濃厚の後半ATにC・ロナウドが同点弾、レアルは望みつなぐ勝ち点1

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[5.4 リーガ・エスパニョーラ第36節 R・マドリー2-2バレンシア]

 リーガ・エスパニョーラは4日、第36節を行い、暫定3位のレアル・マドリーはホームでバレンシアと対戦し、2-2で引き分けた。

 レアルは前半3分、FWクリスティアーノ・ロナウドがMFガレス・ベイルとのワンツーでPA内に抜け出し、GKと1対1の絶好機を迎えるが、右足のシュートはGKが至近距離でセーブ。同7分にはPA内右でベイルが縦に仕掛け、クロスボールにFWカリム・ベンゼマが頭で合わせたが、クロスバーの上を越えた。

 立て続けにビッグチャンスをつくったが、相手GKの好セーブもあり、ゴールを取り切れない。すると前半終了間際の44分、バレンシアは左CKからDFジェレミー・マチューがヘディングでゴールネットを揺らし、先制点を奪った。

 1点ビハインドで前半を折り返したレアルは後半開始からMFアンヘル・ディ・マリアを投入し、反撃を強める。後半14分、ディ・マリアの右クロスをファーサイドのC・ロナウドが頭で折り返し、DFセルヒオ・ラモスがヘディングシュート。1-1の同点に追いついたが、直後の後半20分にバレンシアは右クロスからMFダニエル・パレホが左足シュートを叩き込み、2-1と再び勝ち越した。

 逆転優勝へ絶対に負けられないレアルは必死の反撃を見せる。後半33分、C・ロナウドの直接FKはまたしてもGKの好セーブに阻まれたが、敗色濃厚となった後半アディショナルタイム、ディ・マリアの左クロスにC・ロナウドが右足アウトサイドで合わせるアクロバティックなシュートを決め、2-2の同点に追いついた。

 土壇場で引き分けに持ち込み、勝ち点1を奪ったレアル。連勝は4でストップしたが、消化試合が1試合多い首位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差を「5」に縮めた。依然、他力ながら、最終節で首位アトレティコと2位バルセロナの直接対決も残っており、逆転優勝への望みはつないでいる。

 レアルの逆転Vへのシナリオは残り3試合に全勝して勝ち点を92に伸ばしたうえで、最終節でバルセロナがアトレティコを下し、両チームが勝ち点91で終わること。この日、もしも敗れていた場合、勝ち点は最大で91となり、直接対決の成績でバルセロナに2敗、アトレティコと1分1敗のレアルは厳しくなっていただけに、この勝ち点1が最後に大きな意味を持つ可能性もある。


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