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アンチェロッティ、ファンからブーイング受けたベイルを擁護

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しかし「エゴイスティックな徴候あれば解決する」とも…

 10日のリーガエスパニョーラヂア18節、レアル・マドリーは本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのエスパニョール戦に3-0で快勝した。カルロ・アンチェロッティ監督は試合後、ベルナベウの一部ファンからブーイングを受けたMFガレス・ベイルを擁護している。

 この試合で直接FKから得点を決めたベイルだが、その後GKキコ・カシージャと1対1となった場面で、FWクリスティアーノ・ロナウドにボールを渡さずシュートを選択。これが枠を捉えられず、ベルナベウの一部ファンから指笛を吹かれた。

 リーガ第17節、敵地メスタージャでのバレンシア戦(1-2)でも似たような形で決定機を逸し、それ以降、批判にさらされているベイル。しかしアンチェロッティ監督は、ウェールズ代表MFの得点を求める姿勢に理解を示している。

「彼はとても良いパフォーマンスを見せた。ファンはクリスティアーノへのパスを求めたものの、すべてのストライカーが得点を望むものなんだ。ファンは重要な選手に対して厳しい要求をするが、ベイルもそういう存在なんだよ」

 イタリア人指揮官は一方で、「献身の姿勢は、グループにおいて重要な要素だ。誰かにエゴイスティックな徴候が見られれば、解決を試みるよ」とも話し、チームの和を維持する重要性も強調。またベイルからパスを出されず、憤りを表していたC・ロナウドについては、次のように語った。

「別に混乱を生み出す必要はない。彼ら含め、全員の関係は素晴らしいものだ。全員がマドリーを最も高い場所に導くために働いている。二人の関係について話す必要はないよ」

「今日のクリスティアーノは普段通りだった。得点こそなかったが、ハメスの得点をファンタスティックな形でアシストしている」

 MFホセ・カニャスと激突したDFファビオ・コエントロンが一発退場となったことについては、次のような見解を示している。

「コエントロンの退場は理解できない。不可解な判定であり、試合を難しいものとされた。だが数的不利ながらも、我々は問題をうまく解決した」

 また15日に行われるコパ・デル・レイ5回戦セカンドレグ、ベルナベウでのアトレティコ・マドリー戦については、0-2から逆転する意欲を表した。

「木曜の試合に向けて、準備をする時間は十分にあるよ。我々は逆転勝利を求めており、最高の選手たちがピッチに立つことになる。難しい試合だが、ホームでプレーすることがアドバンテージとならなければならない」

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