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ミラン、逆転負けもインザーギ解任の兆しなし 本人は続投に意欲

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 ミランは16日、セリエA第27節でフィオレンティーナと対戦し、敵地で1-2と敗れた。フィリッポ・インザーギ監督は進退問題について、できるだけ長くミランで続けたいと述べている。イタリアメディアによると、クラブは同監督を続投させる考えのようだ。

 MF本田圭佑が4試合ぶりに先発出場した一戦で、ミランはFWマッティア・デストロが先制点を奪ったものの、終盤に2失点して逆転負けとなった。

 だが、インザーギ監督は結果に落胆しつつ、内容は悪くなかったと主張している。イタリア『スカイ・スポーツ』や『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が試合後のコメントを伝えた。

「今日は1月までできていた本来のプレーに戻れたと思う。今夜は『私のミラン』を再び見ることができたよ。非常に残念だ。我々は負けに値しなかった。最初の30分で2、3点奪うことができたはずだ。残念だよ。だが、パフォーマンスを見なければいけない。ここで勝ち点3を獲得していれば、士気の面からも重要だったがね。だが、今夜は選手たちに何も言えないよ」

 フィオレンティーナ戦はインザーギ監督の進退が懸かる一戦とも言われていた。

「私はとても落ち着いている。我々は良い準備をしてきたと言ったが、それは試合で見ることができたはずだ。我々は勝利に値した。我々はこのサッカーを続けなければならない。決定力を高めなければいけないね。我々は前進しなければいけない。多くの選手たちが戻ってくるし、来週から代役も増える。私は、こういうプレーをしていれば、一定の満足を得られると思う」

「私に確約は必要ない。契約を結んでいるし、毎日の仕事に努めるだけだ。あとはクラブが考えることだよ。会長もCEOもよく連絡をくれている。私は仕事で自分の立場を手にしなければならない。今日のようなパフォーマンスで、違う結果を出さなければいけないんだ。我々はミランであり、今は適切な順位にないからね。今夜からリスタートし、再びサッカーをやれるようになるはずだ」

 インザーギ監督は指導者の道を歩み続けるとも強調した。

「私はこの仕事を30年やりたいんだ。日々前進していく。ミランが私に多くを与えてくれたクラブで、できるだけ長く残りたいと思っているのは当然だよ。私は自分とミランの未来のために働く。クラブが私を残すならいいし、そうじゃないなら自分の道をいく。常に顔を上げ、プロ意識と大きな意欲をもってね」

 本田に代えてMFアレッシオ・チェルチを投入した直後に同点弾を許したミラン。インザーギ監督は交代の意図について、次のように説明している。

「2点目を奪うためだった。何度かカウンターでチャンスがあり、我々はそれをもっとうまく生かさなければいけなかったんだよ」

 なお、『スカイ・スポーツ』によると、前節ベローナ戦後と違い、現時点でミランにインザーギ監督を解任する兆しはないという。ミランは次節、21日にカリアリと敵地で対戦する。


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