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出場直後に一発退場のジェラード、キャラガー氏は「狂気の瞬間だった」

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 リバプールMFスティーブン・ジェラードは、22日のプレミアリーグ第30節マンチェスター・ユナイテッド戦で、出場から1分としないうちに一発退場となった。元リバプールのジェイミー・キャラガー氏は、ジェラードが「狂気」のさなかにあったと話している。

 ベンチスタートとなったジェラードは、チームが0-1とビハインドを背負っていた後半から登場。だが、MFアンデル・エレーラの足を踏みつけ、出場から40秒としないうちにピッチを去ることになった。

 ジェラードと長く一緒にプレーしたキャラガー氏は、コメンテーターを務めるイギリス『スカイ・スポーツ』で次のように述べている。

「彼は愚かだったと思う。ジェラードは経験から分かっているはずだ。こういう試合を戦うときにどんな感情になるかをね。狂気の瞬間だった。それは疑いない。フラストレーションがあったんだ」

「ベンチスタートとなり、彼は落胆していただろう。リバプールは良いプレーをしていなかったし、負けていた。彼は仲間たちを見て、良いプレーじゃないのを見て、『なんでオレはプレーしていないんだ? なんでオレはピッチにいない?』と思っていたはずだ。一発レッドだったことは議論の余地もない。サッカーのピッチでああいうことをしてはいけないんだ。退場になったのは正しかった」

 ジェラードは今季でリバプールを退団し、ロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍することが決まっている。これが最後のユナイテッド戦だった。

「彼はこんな終わりを望んでいなかっただろう。まずはクラブの視点から、そして彼のためにも、私はリバプールがFAカップでファイナルに進むことを願っている」

「彼がクラブのためにやってきたことを考えれば、彼も含めてリバプールの人間は誰もこんな終わりを望んでいないだろう。彼が最高の形で終えてほしいと望むものだ」

 また、同じく『スカイ・スポーツ』でコメンテーターを務めるティエリ・アンリ氏は、ジェラードの退場についてこのようにコメントしている。

「ジェラードは怒っているだろうね。自分がチームを落胆させたと分かっているはずだ。でもそれは、リバプールで彼がやってきたすべてに影響するだろうか? 私はそう思わない。だが、彼はもっとうまくやるべきだったけどね」


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