[4.19 ポルトガルリーグ第29節 S・リスボン2-1ボアビスタ]

　ポルトガルリーグは19日、各地で第29節を行った。FW田中順也の所属するスポルティング・リスボンはホームでボアビスタと対戦し、2-1で勝利した。前節ビトーリア戦で得点を挙げた田中は今季初の2試合連続で先発出場となったが、退場者が出た影響で前半のみの出場に終わった。

　試合は開始早々に動く。前半1分、ゴール前の混戦からMFジョアン・マリオのパスを受けたMFアドリエン・シルバが倒れ込みながら右足シュートを決め、S・リスボンが先制する。しかし、同7分にMFレオジーニョの浮き球パスをFWゼ・マヌエルにヘディングシュートを決められ、すぐさま同点とされた。

　S・リスボンは前半33分にボランチのMFオリオル・ロセルに代えてチーム得点王のFWイスラム・スリマニを投入。システムを4-3-3から4-4-2に変更し、田中とスリマニの2トップとなった。しかし、なかなかチャンスを作れないでいると、前半アディショナルタイム2分にDFトビアス・フィゲイレードが決定機阻止で一発退場。前半を1-1で折り返した。

　10人となったS・リスボンは後半開始から田中に代えてMFウィリアン・カルバーリョをピッチに送り出す。後半21分、右サイドからFWアンドレ・カリージョが相手GKとDFの間のスペースにボールを放り込むとゴール前に走り込んだスリマニが頭で押し込み、S・リスボンが2-1と勝ち越しに成功した。

　その後もS・リスボンは1人少ない状況を感じさせない攻撃を見せ、後半44分にはボアビスタにも退場者が出て、最後までリードを守り抜き、2-1で勝利。S・リスボンはこれで6試合負けなし(5勝1分)とした。

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