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ガットゥーゾ氏、再びミランの現体制を批判 「ボスは複数より一人が良い」

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 元ミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が、再びクラブの現体制に苦言を呈した。

 ミランのレジェンドの一人であるガットゥーゾ氏は、シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長やアドリアーノ・ガッリアーニCEOが全責任を負っていた以前の体制と違い、ガッリアーニCEOとバルバラ・ベルルスコーニCEOが並び立っている現体制に不満を抱いている。

 以前からミランの現体制を批判してきたガットゥーゾ氏は、次のように語った。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

「私がプレーしていたときのミランは、ベルルスコーニが命令していた。それからはガッリアーニがいて、彼にすべての責任があった。間違えたとしても、それは一人の人間だった。今はそうじゃない。ボスが複数いるよりも、一人が指示を出す方が良い」

 一方で、ガットゥーゾ氏はベルルスコーニファミリーの功績も強調している。

「ベルルスコーニファミリーは28年にわたって競争力のあるミランをつくってきた。たくさんの投資をすることでね。ネガティブな時期が訪れることはあり得る。ユベントスにもあったことだ」

 そのうえで、ベルルスコーニ氏がクラブを売却する可能性について、ガットゥーゾ氏はこのように続けた。

「どんなことにも始まりと終わりがある。大事なのは、良識ある人間の手にミランが委ねられるかどうかだ。ミランを最高レベルのクラブに戻したいと思う人かどうかだよ」

 一方、ガットゥーゾ氏は元同僚のフィリッポ・インザーギ監督についても言及した。

「ピッポはこの上なく素晴らしいチームメートだった。とても素晴らしい選手だったよ。だが、監督はまた別物なんだ。今の彼は苦しい時期にあるね。私が彼の代わりに? 私はまだ多くのことを学ばなければいけない。ただ、私が何より優先したいのは、ミランに戻り、ミランを指揮することだけどね」

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