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レアル・マドリー、今夏の市場での動きは?イスコ、S・ラモス退団の可能性も…

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 メジャータイトルを獲得できずに今季を終えることが濃厚となったレアル・マドリーだが、来季の陣容はどのようになるのだろうか。スペイン『マルカ』が、その展望を伝えている。

『マルカ』によれば、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長とホセ・アンヘル・サンチェスGD(ゼネラルディレクター)は、カルロ・アンチェロッティ監督の解任をいまだ決めかねている状況。一方で陣容に関しては現在も高レベルにあるとの考えで、若干名の入れ替えで十分との見解のようだ。

 まずGKのポジションだが、マドリーは獲得を狙い続けてきたマンチェスター・ユナイテッドダビド・デ・ヘアと個人合意に達しており、そのためイケル・カシージャスケイラー・ナバスのいずれかが放出される見込みとなっている。クラブはカシージャスの退団を望んでいるが、もし同選手が契約期間の2017年までの給与(年俸600万ユーロ)を求める場合にはとどめる可能性があり、その場合にはK・ナバスが放出候補となる模様だ。

 DFのポジションでは、ポルトからダニーロを獲得したことで、右サイドバックの3番手となったアルバロ・アルベロアの退団が確実に。クラブ首脳陣はファビオ・コエントロンも戦力外としており、代わりとなる左サイドバックの確保も目指している。センターバックについて、ペペはマドリーにとどまる見込みだが、セルヒオ・ラモスに退団の可能性が浮上。チームの第2キャプテンはペレス会長から提示される契約延長オファーに難色を示し続け、両者の距離は次第に離れている。このまま状況が改善されなければ、背番号4がクラブを後にする可能性もゼロではないという。

 中盤ではサミ・ケディラアシエル・イジャラメンディが退団確実。ルーカス・シルバ、ポルトにレンタルで放出したカゼミロの去就は、今後加わる選手次第となるようだ。そして今季の主力級トニ・クロースルカ・モドリッチハメス・ロドリゲスイスコについては、イスコに退団の可能性が……。イスコは完全なレギュラーとして扱われていないことに不満を溜めており、マドリーが他選手の獲得オペレーションに同選手を含めることもあり得るようだ。

 中盤の補強に関して、昨夏にアンチェロッティ監督からパリSGのマルコ・ベラッティ、ポール・ポグバなどの獲得を要請されたクラブ首脳陣は、今季にモドリッチが負傷に悩まされたことにより、選手獲得の必要性を改めて実感しているという。ただしバルセロナも獲得を狙うポグバに関しては、選手の代理人がマドリーと良い関係にはないミノ・ライオラ氏であるため、現状では補強候補に入っていない様子だ。

 最後にFWだが、イギリス方面から退団の可能性が繰り返し報じられるガレス・ベイルは、残留が確実と見られている。一方、マンチェスター・ユナイテッドからのレンタルで獲得したチチャリートについて、マドリーが買い取る可能性はごくわずかの模様。またマドリー復帰の可能性が報じられるアルバロ・モラタについて、クラブには再獲得の設定額2500万ユーロを支払う気がなく、FWヘセ・ロドリゲスの復調に期待を寄せているようだ。

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