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PKキッカー務めたGKクルトワ「決める自信はあった」

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[7.25 IC杯 パリSG1-1(PK5-6)チェルシー シャーロット]

 昨季のプレミアリーグ王者チェルシーは25日、インターナショナルチャンピオンズ杯の北米ラウンドでパリSGと対戦し、1-1からのPK戦の末、PK6-5で競り勝った。

 主役はGKティボー・クルトワだった。先発でゴールマウスを守ったのはストークから新加入のGKアスミール・ベゴビッチだったが、0-1の1点ビハインドで折り返した後半からクルトワがピッチへ。後半20分に同点に追いつくと、1-1のまま90分間を終え、試合はPK戦に突入した。

 4人目のMFジャン・クリストフ・バエベック、7人目のDFチアゴ・シウバのキックを見事に弾いたクルトワは、迎えた後攻7人目のキッカーとして自らペナルティースポットに向かった。

「楽しかったよ。6万人がこのスタジアムにいたんだ。チャンピオンズリーグ決勝に近いプレッシャーだったね。それでもシュートを決める自信はあったよ」

 迷わず左足を振り抜き、ゴール左上隅に叩き込む。豪快なひと振りでチェルシーがPK戦を制した。「強いボールを蹴ろうと思ったんだ。もしキーパーに反応されても触れないようなね」。キックの場面について守護神はクラブの公式サイトでそう答えている。

 実際には7番目のキッカーを務めたクルトワだが、5人目までを務める覚悟もあったようだ。

「監督とGKコーチに5人のキッカーになるかと尋ねられて、『蹴ってもいい』と答えたよ。勝つためには1本以上のシュートを止めなければならないと感じていた。だから2本目をセーブしたときに勝てたと思ったね」

 7本中、2本止めたセービング。相手の情報がほとんどない中での“読み勝ち”だった。

「普通だったら相手キッカーのことを事前に調べておくけど、今日は若手も多かったから読みに賭けたんだ。GKコーチからも自分の力を信じろと言われたよ。集中して、相手が蹴るまで動かないことを意識していた。そうしたら2本止めて、1本決められたんだ。良い仕事ができたんじゃないかな」

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