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アメリカへ渡ったジェラード 古巣への抑えられない気持ちを吐露

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 元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードは、今夏、リバプールからMLSのロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍した。だが、本心は愛するクラブに残りたかったようだ。

 リバプール一筋のキャリアを送って来たジェラードは、プレミアリーグで通算504試合に出場した。アメリカへ渡る際には、いつかアンフィールドに戻って来ると宣言したが、クラブからコーチングスタッフ入りのオファーを待っていたという。

「僕は今、アメリカに来ているけれど、今シーズンもリバプールに残れるかもしれないと思っていた。選手兼任コーチとして、監督のコーチングスタッフとともに、ブレンダン・ロジャーズ監督をサポートできたらと思っていた。僕がクラブを離れるという発表をしてから、ようやくそういう話が出てきたんだ」

「リバプールは、夏に新たなコーチを2人迎えた。彼らは新しいコーチを探していたんだ。選手兼コーチとしてチームに残してほしかった。僕は選手としてチームに貢献できたと思うし、良い控え選手にもなっただろう。同時にお金では買えない、コーチングの経験を積むこともできたからね」

 アメリカに渡った今も、複雑な思いは消えていない。リバプールの試合を見るたびに、自問自答するという。

「恋しいよね。すべてが恋しいよ。テレビをつけて、スタジアムを見て、5万人、6万人、7万人の人々の積極性、インテンシティ、熱気を見るたびに嫉妬するよ。あそこでの練習、レベルの高い選手たちとの競争、スティーブン・ジェラードだったこと、リバプールのキャプテンを務めたこと。多くの人々の前にプレッシャーを感じながら歩き出して、彼らのために結果を出そうとしたこと・すべてが恋しい」

「ここでは新しいチャレンジができている。それでも、できることなら25歳に戻って、もう10年プレミアリーグで、リバプールの選手としてプレーしたい。でも、僕はもう僕の時間は終わってしまったんだ」
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