インテルのロベルト・マンチーニ監督は、首位に立ったことで周囲からの目が厳しくなっていることを気にしていない。インテルにはまだやるべきことがたくさんあると強調した。

　リーグ唯一となる開幕4連勝で首位に立つインテル。プレシーズンの評価は決して高くなかった今季のインテルだが、王者ユベントスの不調やミラノダービーを制したこともあって、優勝候補の一角だという声も高まっている。

　一方で、インテルの失墜を願う声も増えている。「結果は出しているがプレーが良くない」という批判も増した。だが、マンチーニ監督は次のように述べている。イタリアメディアが伝えた。

「誰もが我々の失敗を願っている。それは普通のことだ。我々は4連勝したのだからね。だが、だからといって、チームが成長し、仕事しなければいけないことに変わりはないんだ。この結果は、より落ち着いて仕事ができるようになっているというだけに過ぎない」

　前回インテルを率いて数々のタイトルを獲得したときのチームとの比較について、「今のチームはまだ何もやっていないから比較はできない」と話したマンチーニ監督。プレー内容への批判に対しては、マンチェスター・シティ時代のことを引き合いに出している。

「シティで始めたときも、プレーが退屈だと言われていた。イタリアでは、1982年からずっとそうなんだよ。でも、気にしない」

　インテルは23日のセリエA第5節でベローナと対戦する。

「勝利が決まっている試合などない。我々には120%の集中が必要だ。スペースは多くないだろうから、全力を尽くさなければならない」

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