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香川、絶妙パスでゴール演出も終了間際の失点で2戦連続ドロー

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[9.27 ブンデスリーガ第7節 ドルトムント2-2ダルムシュタット]

 ブンデスリーガは27日、第7節3日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでダルムシュタットと対戦し、2-2で引き分けた。左インサイドハーフで先発した香川は0-1の後半18分に同点ゴールを演出。その後、一時は逆転したが、試合終了間際に追いつかれ、2試合連続のドローに終わった。

 前節のホッフェンハイム戦(1-1)で開幕からの連勝が5でストップしたドルトムント。ホッフェンハイム戦から復帰したMFマルコ・ロイスに加え、この日はMFヘンリク・ムヒタリアンも2試合ぶりに先発し、香川、ロイス、ムヒタリアン、FWピエール・エメリク・オーバメヤンの4人がそろい踏みした。

 現地メディアから「ファンタスティック4」と命名されたドルトムントの攻撃を牽引する4人がそろって先発するのは8月30日の第3節ヘルタ・ベルリン戦(3-1)以来、4試合ぶり。前半7分にはさっそく香川のパスからムヒタリアンが右足ミドルを狙ったが、ゴール左に外れた。

 すると前半17分、ダルムシュタットはカウンターから左サイドのスペースに飛び出したMFジェローム・ゴンドルフのクロスをMFマルセル・ヘラーが右足ダイレクトボレーでゴール左隅に突き刺し、先制点。ワンチャンスを生かしてリードを奪った。

 ドルトムントは前半20分、香川のスルーパスからPA内右に抜け出したロイスの折り返しにオーバメヤンが滑り込みながら左足を伸ばすが、わずかに合わせ切れない。引いて守るダルムシュタットを攻めあぐね、前半を1点ビハインドで折り返した。

 後半立ち上がりも膠着状態が続き、トーマス・トゥヘル監督が動く。後半14分、ロイスに代えてMFアドナン・ヤヌザイを投入。すると後半18分だった。PA左手前でボールを受けた香川が逆サイドへ浮き球のクロスを送る。ピンポイントのサイドチェンジに走り込んだDFマティアス・ギンターが右足ダイレクトで折り返し、オーバメヤンが右足ボレーを叩き込んだ。

 香川が起点となり、オーバメヤンが開幕から7試合連続ゴールを達成。ついに1-1の同点に追いついた。ホームで勢い付くドルトムントは一気に逆転を目指して攻勢を強める。そして後半26分、MFイルカイ・ギュンドアンの縦パスを中央で受けたヤヌザイが鋭いターンからラストパス。ゴール前に抜け出したオーバメヤンが落ち着いて右足で流し込み、2-1と逆転に成功した。

 2得点のオーバメヤンは開幕から7試合で通算9ゴール目。このまま逃げ切りたいところだったが、後半45分、ダルムシュタットはハーフウェーライン付近からのFKをゴール前に放り込み、こぼれ球をDFアイタチ・スルが右足で蹴り込んだ。土壇場の同点弾。直後に香川はFWアドリアン・ラモスとの交代でベンチに下がったが、試合はそのまま2-2で勝ち点1を分け合う結果となった。

 試合終了間際に痛恨の失点を喫し、2試合連続ドローに終わったドルトムント。2位はキープしたものの、開幕7連勝で首位に立つバイエルンと勝ち点差は「4」に広がった。今後は10月1日のEL第2節・PAOK戦を挟んで、次節10月4日に敵地でバイエルンと対戦する。

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