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悪童、健在 ムトゥ:「モウリーニョは監督として終わっている」

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 悪童は、悪童のままだった。かつてチェルシーに所属した元ルーマニア代表FWアドリアン・ムトゥが、遠くアジアから「スペシャル・ワン」にかみついた。

 現在プネー・シティの一員としてインド・スーパーリーグでプレーするムトゥは、かつてチェルシーに所属した。2004年には、現在チェルシーで第2次政権を築くジョゼ・モウリーニョ監督とともに仕事をした。だが、悪童として知られていたムトゥはコカインの陽性反応が出たために長期の出場停止を言い渡され、クラブから解雇されるという憂き目に遭った。

 モウリーニョと一緒だった時間は長くはないが、その間にムトゥはいろいろとためこんでいたものがあるようだ。選手に対する扱いはひどいものだったと、イギリス『ミラー』にぶちまけている。

「かつては素晴らしい監督だったが、人間としては偽物だ」

「気にしているのは自分のことだけだ。選手がどう感じて、考えているかなど気にかけない。話をしにいく気になどなれない」

 当時の話だけではない。現在、プレミアリーグで14位と苦しむチェルシーの指揮官に対し、辛らつな言葉を続けた。

「監督としては終わっている。彼に復帰の道などない。こんな状況から、どうやって復活するというんだい?」

「どれだけ多くの選手が不幸せでいるか、今なら分かるだろう。なぜかって? 理由は彼(モウリーニョ)だよ。選手がされるべき話し方ができないのだから」

 とにかく、選手の扱い方が気に入らないようだ。自分が、その一番の被害者であったかは別として…。

「彼がまずするのは、チームで一番のビッグネームのところにいって、その選手を怒らせようとすることだ」

 悪童は今年、年男だった。1月に36歳の誕生日を迎えている。

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