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リバプール、クロップ体制初の3失点で昇格組ワトフォードに完敗

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[12.20 プレミアリーグ第17節 ワトフォード3-0リバプール]

 プレミアリーグは20日に第17節の2試合を行い、リバプールは敵地でワトフォードと対戦した。開始早々3分に失点すると、前半15分と後半40分にも追加点を許し、1点も挙げることができないまま0-3で完敗。ユルゲン・クロップ監督就任後、初の3失点での敗戦となった。

 試合は開始早々に動いた。3連勝中のワトフォードは前半3分、左CKからGKアダム・ボグダンがキャッチし損ねたボールをDFナタン・アケが押し込み、先制点。リバプールは負傷中のGKシモン・ミニョレに代わって今季リーグ戦初先発となったGKボグダンのミスからの失点となってしまった。

 さらにワトフォードは前半15分、センターサークル内でのルーズボールをFWトロイ・ディーニーが拾って、ふわっとしたボールをDFラインの裏へ送る。これに反応したFWオディオン・イグハロがDFマルティン・シュクルテルに寄せられながらもPA右から右足で左サイドネットへ突き刺し、2-0。イグハロの4試合連続ゴールでワトフォードがリードを広げた。

 2点を追う展開となったリバプールは、なかなかPA内からシュートを打たせてもらえず苦しい時間が続く。さらに前半41分にシュクルテルが負傷交代を余儀なくされ、FWディボック・オリジを投入。DFルーカス・レイバがセンターバックに入った。後半開始からは積極的に前へ出て、PA内からMF{*アダム・ララーナ}}やモレノが立て続けにシュートを放ったが、早い時間帯で1点を返すことができなかった。

 すると後半17分にワトフォードに決定機。MFホセ・マヌエル・フラードのスルーパスにDFママドゥ・サコがしりもちをつき、イグハロがフリーで抜け出して右足シュート。試合を決める3点目かと思われたが、GKボグダンの好セーブに阻まれ、追加点とはならなかった。

 攻めあぐねるリバプールは後半21分、MFコウチーニョのサイドチェンジをPA右角で受けたMFジョーダン・ヘンダーソンがトラップからアケをかわして右足ボレー。これも決定機だったが、GKエウレーリョ・ゴメスに弾き出された。同29分にはFWクリスティアン・ベンテケとMFジョードン・アイブの同時投入で同点、逆転を狙いに行った。

 しかし、次にゴールネットを揺らしたのもワトフォードだった。後半40分、途中出場のMFバロン・ベーラミの右クロスをイグハロがヘディングで合わせ、3-0。ワトフォードがリバプールの反撃をゼロに抑え、そのまま3-0で完封勝利をおさめ、4連勝を飾った。一方のリバプールは公式戦4試合白星なし(2分2敗)となった。

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