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ベンゲル、解任危機のG・ネビルの経験不足を指摘

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 アーセナルアーセン・ベンゲル監督が、苦境に立たされているギャリー・ネビル監督の経験不足を指摘した。

 現役時代にマンチェスター・ユナイテッドの主将を務めたネビル監督は、今シーズン途中からバレンシアを指揮している。だが、リーガエスパニョーラで就任から8試合消化しても白星がなく、3日に行われたコパ・デル・レイ準決勝ファーストレグではバルセロナに0-7と大敗。2度目の監督交代が噂になっているところだ。

 指導者としてのスタートでつまずいている元イングランド代表サイドバックについて、ベンゲル監督はこのように話した。イギリス『スカイ・スポーツ』などが伝えている。

「ビッグプレーヤーとしての評判は、ビッグクラブに行くのを早くすると思う。ペップ・グアルディオラなら、出発地点はバルセロナだ。ビッグネームでなければ、最初から戦いだ。高いところからのスタートではないから不利だね。ただ、その一方で、そこで学ぶことがたくさんある。私はユースチームでスタートした。33歳で始めたね。みんなが忘れていることだ。そこにはフィットネスコーチもGKコーチもいなかった。私とチームだけだったんだよ」

「仕事を学ばなければいけない。私はGKの練習ために、自分でボールをゴールに蹴っていた。ほかに方法はなかったね。だが、変わったんだ。今はチームのまわりにチームがある」

 ベンゲル監督は、今こそ一流選手の経験を用いるときだと考えている。

「良いスタートを切れなかったとき、経験は重要になると思う。難しいスタートになったときは、まず信用性に欠く。それ以前に切り抜けたことがないからだ。だから、悪いスタートがより状況を厳しくする。ある段階で良いチームを持ったら、それぞれのやり方を見つけることができる。バレンシアはそこから抜け出せると思うよ」

 引退後にイギリス『スカイ・スポーツ』の解説を務めていた際、ベンゲル監督に苦言を呈することもあったネビル監督。今は先輩指導者の言葉をどう受けとめているだろうか。

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