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インテル会長:「中国でパートナーを探している」 モラッティは株式売却を否定

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 インテルのエリック・トヒル会長が11日、中国で新たなパートナーを探していると認めた。インドネシア人の同会長は、アジアをはじめ、インテルブランドを世界に広めていく重要性を強調している。

 イタリアメディアがトヒル会長のパートナー探しを報じたことを受け、同会長は次のように認めた。クラブの公式ウェブサイトが伝えている。

「中国でパートナーを見つけられるか、ゴールドマン・サックスに調べてもらうように依頼した。世界のインテルファンのうち2億6400万人が中国にいる。世界ベスト10のクラブに戻るために、この数字を生かさなければならない。加えて、中国サッカー市場のポテンシャルは本当に計り知れない。だからゴールドマン・サックスに頼んだんだ」

「確かなのは、リサーチは中国だけにとどまらないということだ。ほかの国でもパートナーを探すことは可能だよ。それは、サウジアラビアや中国、アメリカのような国々で我々がインテル・アカデミーをつくってきたことを考えるだけでも分かるだろう。ビジネスパートナー探しがおかしなことのようにとらえられるべきじゃない」

 トヒル会長は、イタリアサッカー界全体がグローバル化をもっと目指すべきとも主張している。

「インテルは選手の売買だけに頼ってはいけない。商業ビジネスを発展させ、より国際的な姿勢を持つことが必要だ。この2年で我々は良い進化をしてきている」

「プレミアリーグと比べてセリエの弱点となるのは、プレミアリーグはグローバルであり、国際レベルでプロモートしようとしているという点だ。イタリアのリーグはそれをやるべきだよ」

 イタリア複数メディアは、「NBAが手本となる」と話すトヒル会長が、モラッティ氏との関係に変わりはないと述べたと伝えている。そのモラッティ氏は『メディアセット』で、次のように語った。

「トヒルが新たなパートナーを探すのは良いことだ。ただ、私が私の株式を売ることはない。モラッティ家とインテルの関係はまだ長く続いていく」

「会長復帰? その可能性は。モラッティ家の一員が将来的に? どうなるかは分からないものだ。新パートナー探しは賢いと思う。ただ、これはトヒルがやるべきことだ」


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