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ブランはSNS世代に苦言 「謝罪する事態になる前に自分の行動を考えろ」

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 パリSGローラン・ブラン監督が15日の会見で、クラブから謹慎処分を科されたDFセルジュ・オリエの問題発言に触れた。ブラン監督は「哀れだ」と嘆いている。

 オリエは先週末、ソーシャルメディアでファンからの質問に応じた際、ブラン監督やFWズラタン・イブラヒモビッチ、MFアンヘル・ディ・マリアらに対して侮辱的な発言をし、クラブから無期限の謹慎処分を科された。オリエ自身はその後、謝罪している。

 16日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグでチェルシーと対戦するブラン監督は、会見でオリエについて次のように述べている。『ロイター通信』や『BBC』など複数メディアが伝えた。

「オリエの発言をどう受け止めたか? 非常に不快だ。我々は民主主義に生きており、自由に意見を持つことができる。だが、2年前に私は彼を獲得するために尽力した。そして彼にこういう“感謝”をされるとはね。哀れなことだ」

「彼は自分で自分を罰することになった。CL決勝トーナメント1回戦を戦うはずだったのに、彼は家に残ることとなった。ただ、何より私が嫌なのは、クラブの損害にもなったということだ」

 ブラン監督は、オリエが再びパリSGのユニフォームを着るかはクラブ次第と述べている。一方で、自分自身はオリエに問題があるなら直接話すべきだと叱責した。

「彼の中で私との間に問題があるのなら、私だったら直接彼と話すだろうね。私なら、そのためにメディアを使うことはない」

 指揮官は若い世代がソーシャルメディアの扱いに慎重になるべきだともつけ加えた。

「この新世代の多くの人が、謝罪に時間を費やしている。だが、彼らはまず、自分が何をすべきかを考えるべきだと思う」

 一方で、ブラン監督はチェルシー戦に向けて影響はないとも強調した。

「もちろん、我々はこういうことを避けたかった。だが、何より大事なのはCLの試合だ。一人の選手がプレーしない。だが、それ以外の準備はいつもどおりだ」

 また、ビッグクラブとしての地位が確立されていれば、このようなことはなかったという声に対し、ブラン監督は反論している。

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