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コンテが去るイタリア、後任探しは難航する? 候補者やそのクラブが続々と否定

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 アントニオ・コンテ監督の退任が決まったイタリア代表は、後任探しに動いている。だが、候補者と報じられる指揮官やそのクラブからは、次々に否定のコメントが届いた。

 チェルシーの次期指揮官候補とされるコンテ監督は、15日にEURO2016終了後の退任を正式に明かした。以前から噂されていたが、正式にイタリアは「ポスト・コンテ」探しを始めることとなる。

 候補には、ボローニャのロベルト・ドナドーニ監督、レスター・シティクラウディオ・ラニエリ監督、元イングランド代表監督のファビオ・カペッロ氏、インテルロベルト・マンチーニ監督など、さまざまな名前が挙がっている。

 だが、ボローニャのチームマネジャーであるマルコ・ディ・バイオ氏は、ミランからの関心も噂されるドナドーニ監督の続投を強調した。イタリアメディアがコメントを伝えている。

「何度も繰り返したが、我々の問題でも、監督の問題でもない。我々のところには何も来ていないんだ。毎日噂を否定することはできない。代表がドナドーニ監督を後任に考えているなら、我々はうれしい。正しい選択をしたということだからだ。同時に、我々は彼と前進すると確信している。監督も同じように言っているよ」

 一方で、カペッロ氏もスイスのメディアで次のように述べている。『メディアセット』が伝えた。

「代表には足を踏み入れたくない。残念だがね。自分の名前が出てくるのは誇らしいことだが、代表チームは率いたくないんだ。もうイングランドとロシアで経験した。毎日指揮を執れるチームがあるなら、それはOKだ」

 さらに、マンチーニ監督もイギリス『BBC』で、インテルとの契約を強調している。

「契約はあと1年残っており、私の仕事は(インテルで)素晴らしいチームを再びつくることだ。インテルとの契約が終わったときなら、良い選択肢になり得るだろう。代表監督は重要なことだからね。今はないよ」

 また、ラニエリ監督もスペイン『マルカ』で、長期にわたってレスターを率いたいと語った。

「レスターで満足だし、どこかに行くことは考えていない。ここが私の最後のクラブになると考えている。6、7年など、クラブが長い契約を与えてくれることを願っている。ここで引退したい」

 すでに経験のあるマルチェッロ・リッピ氏やチェーザレ・プランデッリ氏、元インテルのワルテル・マッツァーリ氏、トリノのジャンピエロ・ベントゥーラ監督、ローマルチアーノ・スパレッティ監督など、多くの名前が噂となっているが、夏から「アッズーリ」を率いるのはどの指揮官となるのだろうか。

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