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アーセナル、痛恨のドロー…ベンゲル「今日の内容でタイトルについて語るのは夢物語」

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[4.17 プレミアリーグ第34節 アーセナル1-1クリスタル・パレス]

 プレミアリーグは17日、第34節を行った。アーセナルはホームでクリスタル・パレスと対戦し、1-1で引き分けた。アーセン・ベンゲル監督は「とても失望している」と肩を落とした。クラブ公式サイトが伝えている。

 アーセナルは前半43分、FWアレクシス・サンチェスとのワンツーでMFメスト・エジルが抜け出し、左足シュートもGKウェイン・ヘネシーに止められる。それでも同アディショナルタイム2分、高い位置でボールを奪うと、FWダニー・ウェルベックがふわっとしたボールを供給。これに反応したサンチェスがGKヘネシーの頭上を越すヘディングシュートを決め、前半を1点リードで折り返した。

 さらに後半も攻め込むアーセナルはエジルが再々ンチャンスを演出する。後半13分、ゴール正面やや右の位置で獲得したFKをエジルが直接狙ったが、わずかにゴール右に外れる。同23分には素早いリスタートからエジルがゴール前にクロスを入れる。いち早く反応したサンチェスが体を投げ出してヘッドで合わせたが、惜しくも枠を外れ、追加点を挙げることができない。

 すると、流れは徐々にクリスタル・パレスい傾く。迎えた後半36分、FWエマニュエル・アデバヨルのパスを左サイドで受けたMFヤニック・ボラジーが中央にカットインし、右足一閃。地を這うようなシュートがゴール左隅に突き刺さり、1-1で試合を終えた。勝ち点2を落としたアーセナルのベンゲル監督は「試合後の記者会見を行いたくない日の一つだ。我々は70%のポゼッションを持ちながら、僅かにラストパスの精度を欠いた。とてもフラストレーションを感じている」と不満げな様子だ。

 痛恨のドローであと5試合を残して首位レスター・シティとの勝ち点差は13となり、今季無冠の可能性が高くなってきた。「今日の結果の後でプレミアリーグのタイトルについて語るのは夢物語だ。今は精神的なダメージを修復して次の試合に備えたい気持ちしかない。我々はもっと良いプレーをして試合に勝たねばならない。多くのチームが背後に迫っているのだからね。我々はトップ4を維持するためにも最後まで戦い抜かねばならない。夢を見るのではなくしっかりと次の試合に集中したい」と、次の試合に切り替えた。

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