コロンビアのレジェンドであるカルロス・バルデラマ氏は、同国代表MFハメス・ロドリゲスがレアル・マドリーで置かれた状況に不満を抱いている。

　2014年夏にレアルに加入して「10番」を託されたハメスは、カルロ・アンチェロッティ監督のもとで重用されタイトル獲得に貢献。ラファエル・ベニテス監督に交代した今季は負傷離脱に泣かされながらも、万全の状態なら先発に起用されてきた。

　だが、1月に就任したジネディーヌ・ジダン監督の下では安定した出場機会を得られず苦しんでいる。26日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝第1戦のマンチェスター・シティ戦(0-0)でも、チームが90分間を通してゴールを奪えない中で、ピッチに送り出されることはなくベンチで試合を終えた。

　ジダン監督にとって、ハメスは好みの選手ではないとバルデラマ氏には感じられるようだ。同氏が『ペリスコープ』で次のように語ったとしてスペインメディアが伝えている。

「彼が3点、4点、5点取ったとしても、ジダンが起用することはないだろうね。ハメスは彼にとって好きではない選手なんだ」

「アンチェロッティには起用されて、良いプレーをしていた。ベニテスのときもそうだったが、ジダンは違う。何が起こっているのか分からないよ」

　ハメスは再びレアルで主役の座を取り戻すことができるだろうか。このままシーズンを終えることになれば、夏の移籍市場で周辺が騒がしくなってくるかもしれない。

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