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レアル・マドリーにハメス売却の考えなし、選手本人も状況を逆転させることに意欲

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 レアル・マドリーはMFハメス・ロドリゲスをチームにとどめることを決断した模様だ。21日付のスペイン『マルカ』が1面で、「売却せず」との見出しとともに報じている。

 今季公式戦では32試合(スタメン21試合)の出場にとどまるなど、ラファ・ベニテス前監督、またジネディーヌ・ジダン現監督の下で輝きを失ったハメス。『マルカ』によると、同選手はマンチェスターのクラブや、チェルシー、パリSG、ユベントスからオファーを受け取っているようだが、マドリーは売却しないことを決定したようだ。

 マドリーがハメスを残すことを決断した理由は、2つあるという。一つ目はハメスの選手としての能力が世界有数のものであることに疑いはなく、将来的にFIFAバロンドール受賞も見込めるため。二つ目は、その商品価値だ。コロンビア代表MFはマドリー在籍選手の中で、FWクリスティアーノ・ロナウドに次位でユニフォームが売れている選手であるという。

 南米だけに限定すればハメスのユニフォーム売り上げはトップとなり、マドリーはバルセロナFWリオネル・メッシらが独占してきた南米市場に割り込むため、この背番号10をかけがえのない存在と捉えている様子だ。現にマドリーは、先にコロンビアのテレビ局『RCN』とスポンサー契約を結ぶなど、ハメスを足がかりとして南米からの収入を増やしている。

 マドリーはハメスが売却不可であるという決定を、選手本人、その代理人ジョルジュ・メンデス氏にすでに伝えた模様。ハメスもその決定を受け入れたようで、来季に状況を逆転させる意欲を示したとされる。

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