beacon

混迷ミラン、ブロッキ監督続投も

このエントリーをはてなブックマークに追加

会長の手術でクラブ売却交渉も延期、それでも現監督が続投か

 ミランのクリスティアン・ブロッキ監督が、アドリアーノ・ガッリアーニCEOと会談したようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、同監督が来季のミラン指揮官の最有力候補だと報じている。

 シーズン終盤にシニシャ・ミハイロビッチ前監督を解任したミランは、ブロッキ監督の下でセリエAを7位で終え、コッパ・イタリアでも優勝できず、欧州カップ戦出場権を得られなかった。しかし、シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長は同監督を高く評価している。

 ベルルスコーニ名誉会長は現在、中国の企業グループとクラブの売却について交渉中。仲介役のサル・ガラティオト氏が13日にミラノ入りした。だが、同名誉会長が体調を崩し、14日に心臓の手術を受けることになったため、クラブ買収交渉は期限ぎりぎりの今月末まで猶予が延期されるとみられる。

 新シーズンのミランを率いるのは、引き続きベルルスコーニ名誉会長なのか、中国の企業グループなのか。オーナーが決まらなければ、チームの体制も決めることができない。だが、6月末になっても新シーズンへのプランが立てられないという事態は異常だ。

 そこで、ガッリアーニCEOがブロッキ監督を招へいしなければならなくなったという。今月で契約が満了となるブロッキ監督だが、『ガゼッタ』はもう一人の候補、マルコ・ジャンパオロ氏を抑え、「ポールポジション」に立っていると報じた。

 トップチームでの経験がないなかでシーズン終盤戦を戦ったブロッキ監督は、もう1年チャンスを手にすることができるのだろうか。

●セリエA2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP