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55億円の損害賠償? わずか2日のラツィオ監督辞任劇は泥沼化

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 ラツィオが8日に発表したマルセロ・ビエルサ監督の辞任だが、やはり泥沼化の様相を呈している。

 それもそのはず、ビエルサ監督は6日に新監督就任が発表になったばかり。電撃辞任は、クラブも「驚かないで下さい」と公式声明を出すなど、寝耳に水の事態。法的措置も検討するとしていた。

 アルゼンチン代表監督への就任が噂されているが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ビエルサ氏は補強面で不満があったと主張している。

「昨季からチームの18人を放出することを考えれば、補強が必要だった。しかし我々が求めた7人の補強はどれも進んでいなかった。少なくとも4選手を7月5日までに獲得することで合意していた。それなのに現時点で進展がない。クラブは私と約束したにも関わらずだ」

「アルゼンチンからのオファー?それは全くない。それは明確にしておくことが重要だ」

 これに対し、クラブは徹底抗戦の構えでいる。現地メディアによると、ビエルサ氏が話す「7月5日まで」に補強するということに対し、「7月30日まで」だったと反論。正当性を主張し、5000万ユーロ(約55億円)の損害賠償を求める準備を進めているという。言った言わないの水掛け論。いずれにせよ、早期決着は難しそうだ。


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