11日のリーガ・エスパニョーラ第15節ベティス対ビルバオ終了後、ビルバオMFラウール・ガルシアが受けたインタビューの内容が話題となっている。

　FWルベン・カストロの得点を許し、ベティスに0-1で敗れたビルバオ。この試合を放送したスペイン『Beinスポーツ』は、試合終了直後にR・ガルシアにインタビューを行ったが、インタビュアーの質問が侮辱的だったとして非難の的になっている。そのインタビューの内容は、以下の通りだ。

――負けました。
ああ、敗戦だね。

――試合に満足していますか?ボールは保持していたのに、前線に届けられませんでした。
負けたのに、どうしたら満足できるんだい?そんなのは理屈に合わない。試合には勝たなければならないし、そのためには良いパフォーマンスを見せる必要がある。でも、そうできなかった。

――チームはどうしてしまったんでしょうか?
落ち着くことが必要だ。何かが起こっていてほしいのは君たちの方だろう。アウェーでは結果を手にできていないが、僕たちは良い時期を過ごしている。

――負けたのに、落ち着きが大事だとあなたは言います。満足していますか?
いや、だから満足はしていないって。繰り返すけど、負けたときに満足などできない。でも、自分はこのチームを信じている。

――ありがとうございました、ラウル。
どうも。

　少し武骨なことで知られるR・ガルシアではあるが、それでも最初の質問で「負けました」と語りかけ、「満足していますか?」と繰り返したインタビュアーに多くのスペイン人が首を傾げていたようだ。

---

●リーガ・エスパニョーラ2016-17特集