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W杯予選苦戦の韓国代表新監督に“ゴールデンエイジ”率いたシン・テヨン氏が就任

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韓国代表新監督にシン・テヨン氏が就任

 韓国サッカー協会(KFA)は4日、韓国代表の新監督に前U-20代表監督のシン・テヨン氏が就任したことを発表した。契約期間は2018年W杯まで。

 韓国代表は現在戦っているロシアW杯アジア最終予選A組で本戦出場圏内の2位につけるものの、プレーオフラインの3位ウズベキスタンとは勝ち点1差と、予断を許さない状況となっている。6月13日には最下位に沈んでいたカタールに33年ぶりに土をつけられる失態を演じたことで、地元メディアから“ドーハの惨劇”と非難を浴び、その2日後にウリ・シュティーリケ監督が解任されていた。

 緊急事態に白羽の矢が立ったのは、U-20韓国代表を率いて母国開催のU-20W杯を戦ったシン・テヨン氏だった。同代表は“韓国のメッシ”ことFWイ・スンウらを擁することで“ゴールデンエイジ”と注目される世代で、2020年東京五輪でも躍進が期待されている。シン・テヨン氏がそのまま五輪代表監督も務めることが既定路線となっていたが、その前にA代表の立て直しに担ぎ出された形だ。

 シン監督の就任により、大胆な若手の抜擢にも注目が集まっている。KFAの公式サイトによると、キム・ホゴン技術委員長も「シン・テヨン新監督は代表コーチとして過ごしてきたため、現代表選手たちを誰よりもよく知っている。また、活発なコミュニケーション能力もある。すぐにチームの雰囲気を引き上げ、士気を高めることができるだろう。戦術眼にも優れ、適切な戦術を駆使して勝利に導くことができるはず」と期待を寄せた。

 またシン監督はA代表監督専任になるもよう。同技術委員長は空席となるU-23代表監督について、「協会専任の指導者の一人を暫定監督に選任することにした」と話している。


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