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「サッカーを楽しめないと感じたのかも」デフォーが3歳年下ルーニーの代表引退に理解

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FWジャーメイン・デフォーがFWウェイン・ルーニーの代表引退に理解

 先日、2003年よりイングランド代表としてプレーしていた、FWウェイン・ルーニーが代表からの引退を表明した。同選手は17歳111日という歴代2位の若さでイングランドのA代表デビューを飾ると、17歳317日で代表初ゴールを記録。これはイングランド代表として歴代1位の最年少得点記録となる。

 その後、ルーニーは14年間にわたってイングランド代表としてプレーし、これまでキャップ数119で53ゴールを記録。近年はイングランド代表キャプテンを務めていたが、ロシアW杯を目前にして代表からの引退を表明し、4度目のW杯出場を目指さないこととなった。

 31歳でイングランド代表から引退したルーニーについて、現イングランド代表に招集されている34歳のFWジャーメイン・デフォーが、代表合宿中にメディアの前でルーニーについて言及している。

「ウェインは若くして代表に名を連ね、当時からとてつもないプレッシャーと向き合いながらプレーしていた。彼は今すべきことを全力で取り組んでいるし、他の人がウェインについて代表に戻るよう説得するのは違うと思う。彼は彼なりの考えがあるんだろうから、その意思は尊重すべきだ」

 ルーニーの衰えを指摘する声については「代表を辞退する理由は人それぞれだ。30歳を過ぎてクラブでのプレーに集中したいと思う人もいるかもしれない。ただ、僕は10年以上前から代表でウェインとプレーしていて、彼が代表のレベルにないということは絶対にない。彼はイングランドの選手としていまだ最高レベルのFWだと確信している。だから、彼が代表でのプレーを引退した理由は衰えだと思わない。もしかしたら、サッカーを楽しんでプレーすることが難しくなってきたと感じたのかもしれないね」と語り、ルーニーの決断を尊重すべきとの見解を示した。

 イングランド代表はロシアW杯の欧州予選グループFに属し、勝ち点14で首位に立っている。9月1日のマルタ戦、同4日のスロバキア戦に連勝し、ロシアW杯に向けて大きく前進することができるのか。

 ここで勝ち点を取りこぼすとルーニーの代表復帰待望論が過熱することも考えられるが、その点はデフォー始め、ダニー・ウェルベック、ジェイミー・バーディ、ハリー・ケインら、現役イングランド代表FW陣の奮闘が期待されるところだ。

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