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ハインケス、バイエルンのオファーを認めるも決定はまだ…カギを握るのは宇佐美の恩師?

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バイエルンの監督就任が有力視されるユップ・ハインケス

 バイエルンユップ・ハインケス氏を新監督に迎えようとしている。しかし、本人はクラブとの接触を認めるも、まだ決定していないと強調した。また同氏は自身のアシスタントコーチにとある指導者を望んでいるようだ。

 現地時間4日の夜にドイツ紙『ビルト』はバイエルンの新監督は2013年に3冠を達成し勇退したハインケス氏の招へいする決断に至ったと報道。『キッカー』や『dpa通信』など複数メディアでもハインケス氏がバイエルン指揮官に就任すると報じており、4度目のハインケス体制が実現に迫っている。

 そんななか、ハインケス氏は『ライニシェ・ポスト』に対して今回の件に関して初めてコメントを残している。クラブの首脳陣に「2018年夏までに監督を務めてほしいと頼まれた」と認める一方で、「まだ何も明確となっておらず、決定も下されていない。私はまずすべてについて分析したいのだ。バイエルンを去ってから4年半も経っており、サッカーも変わってきたのでね」と述べ、まだ最終的な決断を下していないと語った。

 現在72歳の名将の、再びバイエルンで指揮を執る決断はとある人事に大きくかかっている模様。『ベルト』によれば、ハインケス氏は現在フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属するペーター・ヘアマン氏をバイエルンでのアシスタントコーチに望んでいるという。

 ヘアマン氏は、レバークーゼンやバイエルンでハインケス氏の下でアシスタントコーチを務めており、同指揮官の右腕とも言える存在。『ベルト』では、バイエルンが一定の違約金を支払えば、デュッセルドルフはヘアマン氏の退団を許可するだろう、との見解を示している。

 日本代表FWの宇佐美貴史は、アウクスブルクからレンタルでデュッセルドルフに向かう決断にあたって、バイエルン時代から知るヘアマン氏の存在が大きかったことを先日ドイツメディアで明かしていた。ハインケス氏のバイエルン行きは現在2部の1位を走るチームや宇佐美個人にも影響を及ぼすことになりそうだ。

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