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ドルトムントのチーム内に亀裂?シュテーガー新監督「対立するようなグループは存在しない」

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ドルトムントを指揮するペーター・シュテーガー新監督

 ドルトムントを率いることになったペーター・シュテーガー新監督だが、チーム内でグループ化が進んでいることを否定した。14日の記者会見でチーム内の雰囲気について話している。

 MF香川真司がゴールを決めるなどで、新監督の初戦となった前節マインツ戦で公式戦10試合ぶりの白星をあげたドルトムント。オーストリア人指揮官は、チーム内のムードは「もちろん勝利のあとなので、みんなは少しばかり解放されたようだ。おそらく、必要としていた結果を出せたことにより、みんなの機嫌が少しよくなったね」と言及しつつ、「それはピーター・ボス(前監督)とともに勝利を収めていたら、同じだろう」と自身がチームにもたらせた成果と考えない様子をうかがわせている。

 シュテーガー監督の就任会見で、ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)はチーム内に亀裂が走っていることを示唆していた。それについて問われた同監督は「それはしばらくの間、勝てなかったことでみんなに不満が溜まっていたために受けた印象に過ぎないと思うよ。私はチームがグループ化しているとは思わないし、対立するようなグループの存在はまったく確認できない」と強調。次のように続けた。

「チームが勝てなくても、監督が進退問題に立ち向かっても、プレーヤーたちは気にしないと思われるかもしれない。たが、実際にはそれらはプレーヤーたちに重大な影響を及ぼす。ピーター・ボスのようにネガティブなことが一切言われない監督の場合、なおさらのことだ。そうすると、チームへのインパクトは大きく、外から『雰囲気が悪い』と言われてしまう」

「先にも話したとおり、勝利はみんなを少しばかり解放させた。年内の残り2試合にも全力で、そしてポジティブに臨む姿勢しか見られないね。私が見る限り、チーム内に亀裂はない」

 また、練習に遅刻する態度や移籍のうわさが度々話題を呼んでいるFWピエール=エメリク・オーバメヤンについて「ナイスな印象だよ」と言及。「色々読んだり聞いたりしたが、孤立することはないし、すべては望む通り。素晴らしいプレーヤーで、性格的にもやりやすいし、明るい。何の問題もない」とエースには好印象を受けている様子だ。

 なおドルトムントは16日に行われるブンデスリーガ第17節でホッフェンハイムをホームに迎える。シュテーガー監督の後任候補として報じられているユリアン・ナーゲルスマン監督との対戦に注目が集まる。

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