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「油断できる相手ではない」ポーランドメディアがW杯同組の日本を分析「脅威になり得る」

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ポーランドが日本代表を警戒

 2018年のロシアW杯で、日本代表はポーランド、セネガル、コロンビアと同組のグループHに入った。ポーランド版『ユーロ・スポーツ』が、W杯で戦う日本について分析記事を展開している。

「日本では香川真司吉田麻也岡崎慎司が最大のスターとして知られる。彼らはヨーロッパの主要リーグでプレーする“桜の国の選手”の中の、3人にしかすぎない」

「ポット4からグループHに入ったが、日本で警戒すべきは選手だけではない。監督は“驚きのスペシャリスト”であることを忘れてはならないのだ」

 ポーランドメディアは現地でも著名な日本人選手を挙げつつ「日本代表選手がプレーしているヨーロッパのクラブを見ると、ロシアW杯の各グループの中で最も戦力の均衡しているグループと言えるだろう」と分析。

「ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドでプレーした香川、プレミアリーグでセンセーショナルなチャンピオンになったレスターの岡崎などを擁している。一見、その他の選手はあまり知られていないようにも思えるが、ヨーロッパの5大リーグに送り込んでいる選手たち16名の陣容を見ると、ライバルとして警戒すべき存在と言える」

 同メディアは日本代表主力選手の多くがヨーロッパ主要リーグでプレーしていることに言及しつつ「日本を率いるのはバヒド・ハリルホジッチであり、彼はパリSG、コートジボワール、アルジェリアで実績を残してきた。とりわけアルジェリアでは、2014年のW杯では後に世界王者となるドイツを最後まで苦しめた」と続け、ハリルホジッチ監督の指導力は卓越していたと強調している。

 また、記事では「2列目のリーダーは香川真司。彼は間違いなく桜の国最大のスターであり、10番の役割をハイレベルにこなす。必要に応じて守備にも尽力するし、偽のウイングとしてサイドから切り崩す役割もできる」と、香川が中心選手であると伝えている。

「中盤で、ケガがなければ長谷部誠が間違いなくアンカーを務めるだろう。スペインのヘタフェでプレーする柴崎岳のほか、新たに中盤で新戦力が台頭する可能性もある。山口蛍井手口陽介も中盤で有力候補となっている」

 日本代表の現状について冷静に分析しながらも、「日本は論理的に最も弱いはずのポット4から入ったが、まったく油断できる相手ではない。彼らのクオリティは世界のどのチームにも脅威になり得るものであり、ワールドカップで“ダークホース”になる方法を知っている指揮官もいる。スピードとダイナミクス、戦術面での規律などは侮れないものがある。我々(ポーランド)はアジアとのチームとは、2002年の日韓W杯で、韓国相手に0-2といいイメージがないのも不安材料だ」と言及。

 記事は「グループリーグ最後の試合で、これらの記憶を払拭する必要がある。日本はコロンビア(2018年6月19日)、セネガル(24日)と戦い、最後に28日にポーランドと戦うことになる」と、日本の紹介を締めくくっている。

 グループHのポット1チームはポーランド。ポット4の日本について冷静かつ客観的に分析しており、FIFAランキングでは日本よりも上のポーランドだが、日本に対して抜かりはないようだ。

●2018W杯ロシア大会特集ページ
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