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ヘルタ監督、原口元気への冷遇に言及「『なら、より若い選手を試そう』と言わざるを得ない」

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ヘルタ監督のFW原口元気への冷遇に言及

 ヘルタ・ベルリンに所属するFW原口元気は、今後の去就が不透明となっている。パル・ダルダイ監督がその状況についてドイツ誌『キッカー』のインタビューで言及した。

 ヘルタとの契約が来夏に満了となる原口。今月17日のライプツィヒ戦には途中出場を果たしたが、それまでは10月中旬のシャルケ戦(ブンデスリーガ第8節)で提示されたレッドカードによる出場停止処分を含めてリーグ戦8試合でベンチ外という状況が続いていた。

 ヘルタのミヒャエル・プレーツSD(スポーツディレクター)は先日、原口について「ゲンキは難しい状況に陥っている。しかしそれは彼自身が招いたものでもある」とヘルタとの契約延長を拒否したことが現状を招いたことを示唆していた。さらに「これからどうするかは1月に考えることになるだろう」と冬の移籍市場での放出の可能性にも言及していた。

 今回のインタビューで、ダルダイ監督は1月に退団する可能性が高い原口やMFバレンティン・シュトッカーの状況について問われ、このように語った。

「彼らは良いトレーニングをすれば、褒められるし、そうでなければ、説教を受ける。我々はゲンキとはここで愉快な日々を過ごせていた。しかし残念ながら彼は自ら難しい状況を招いてしまったんだ。サッカーのことではなく、自分の将来について考え始めたのでね。それにより道を踏み外し、今でもそれが彼のプレーに悪影響を与えている」

「プレーヤーの成長が止まってしまえば、それは監督の責任もあるだろう。ただ、知っておかなければいけないこともある。ある程度の年齢の選手でも成長を続けている選手たち、セバスティアン・ラングカンプ、ペア・シェルブレット、ペーター・ペカリクらが全員ここに残っていることだ。1人の選手が成長を見せなくなれば、監督として、『なら、より若い選手を試そう』と言わざるを得なくなる」

 夏の移籍が実現しなかった原口だが、それでもダルダイ監督にチャンスを与えられ、第7節のバイエルン戦では見事なアシストを記録するなど存在感を発揮した。だが、続くシャルケ戦で一発退場となったことが、ハンガリー人指揮官の信頼を失う決定打となったようだ。

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