今季終了後に母国イタリアの代表監督就任が噂されているチェルシーのアントニオ・コンテ監督。記者会見で今季終了後のチェルシー退団を否定した。

　昨季、就任1年目にしてチェルシーをプレミアリーグ優勝に導いたイタリア人指揮官。しかし、今季は首位マンチェスター・シティに18ポイント差を付けられており、優勝は絶望的な状況となっている。さらに、31日にはホームでボーンマスに0-3と完敗を喫し、指揮官への批判が高まっていた。

　指揮官はイタリア代表監督就任の噂や、監督自身がチェルシーに不満を持っているなどの報道もあり、今季終了後の退団がささやかれているが、指揮官は契約を全うする考えを明らかにした。

「私にはまだ18か月の契約が残っている。この契約を全うしたい。私の去就についての噂が理解できない。3年契約にサインしたのだから、最後までやり遂げたい。自分の仕事に自信を持っている。これこそが私が最高の監督の一人になった理由だ」

　さらに、退団の噂が出てくることには理解が苦しむとしながらも、現在置かれている状況を楽しんでいるようだ。

「今置かれている状況を気に入っている。もしプレッシャーがないなら、それは私や選手にとっては物足りないだろう。心の炎が消えてしまう。なぜ私にだけそういった話が出るのかわからない。もしかしたらこれがチェルシーにいるということなのかもしれない。プレッシャーこそが人生だ。プレッシャーがなかったら、好きにはなれないさ。噂は私には関係ない。状況はいつも同じだ。私の周りにはたくさんのプレッシャーで溢れている」

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