チェルシーのレジェンドである元コートジボワール代表ディディエ・ドログバ氏はFWリオネル・メッシについて、歴史上に存在した2人のスーパースターの域にはまだ達していないという見解を示した。『AFP』に語った内容を英『ミラー』が伝えている。

　メッシは5度のバロンドール受賞、4度のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)優勝、8度のラ・リーガと輝かしい成績を残しているが、W杯優勝は経験していない。6月のW杯ロシア大会で、メッシはアルゼンチン代表にとって3度目となる大会制覇を狙う。

「もしメッシがここでサッカーを辞めてしまっても、すでに多くのものをサッカー界にもたらしている」。メッシを“並外れた選手”と評価するドログバ氏は「W杯で優勝すれば、さらに彼は伝説的な存在になるだろう。本当にずば抜けた選手だ!」と持論を展開した。

　ドログバ氏はメッシがW杯優勝を経験を経験すれば、ディエゴ・マラドーナ氏やペレ氏に並ぶ存在になると考え、「彼はまだマラドーナやペレの域には達していない。だが決してそこまでの距離は遠くない」と指摘している。

　アルゼンチン代表は14年のブラジル大会で決勝まで進出したが、延長戦の末にドイツ代表に敗れた。さらに15年、16年のコパ・アメリカはどちらもPK戦で惜敗。今回のW杯は接戦で敗れてきたこれまでの雪辱を晴らし、メッシが疑いの余地のない“伝説”の存在となる絶好の機会になる。

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