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“大陸外アウェー”に臨んだR・マドリー、ソラーリ体制初陣は4発快勝スタート

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初陣を白星で飾ったレアル・マドリーのサンティアゴ・ソラーリ監督

[10.31 コパ・デル・レイ4回戦 メリリャ0-4R・マドリー]

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)は10月31日、4回戦を各地で行い、初戦を迎えたレアル・マドリーは敵地でメリリャ(3部)と対戦した。ここまでのリーグ戦は3連敗と不振に陥っていたが、格下を相手に4-0で勝利。サンティアゴ・ソラーリ暫定監督の初陣を白星で飾った。

 R・マドリーは28日に行われたリーガ・エスパニョーラ第10節・バルセロナ戦で1-5の大敗を喫し、今季から就任したジュレン・ロペテギ監督を早くも解任。かつて選手としてプレーし、下部組織の指揮を執っていたソラーリ暫定監督の下、カップ戦で新たな船出を迎えた。

 新指揮官はこれまで出場機会が少なかった選手を多く登用。フラメンゴから復帰した18歳のFWビニシウス・ジュニオールを筆頭に、ここまで1試合の出場機会にとどまるMFマルコス・ジョレンテ、欧州CLで出場したDFレギロン・ロドリゲス、この日がトップチームデビューのDFハビ・サンチェスらが先発に名を連ねた。

 試合が行われるメリリャは人口約8万人程度の小都市で、アフリカ大陸のモロッコに囲まれたスペインの飛地領。R・マドリーはこの地を初めて訪れるということで、会場外の建物からピッチを眺める観客も現われるなど、牧歌的な雰囲気の中で行われた。

 試合は前半28分、DFアルバロ・オドリオソラの折り返しにFWカリム・ベンゼマが合わせ、R・マドリーが先制。MFルーカス・バスケスとの1対1でGKダニ・バリオがビッグセーブを見せる場面もあったが、同アディショナルタイムにはMFマルコ・アセンシオのゴールが決まり、前半は2-0で終えた。

 R・マドリーはハーフタイム明け、DFセルヒオ・ラモスとベンゼマに代えてDFナチョ・フェルナンデスとMFフェデリコ・バルベルデを入れる。後半27分、ビニシウスのカットインシュートはクロスバーに直撃したが、同34分の決定機ではオドリオソラがこぼれ球に詰めて3-0とした。

 R・マドリーは後半38分、アセンシオに代わってFWクリスト・ゴンサレスを投入。テネリフェでMF柴崎岳と同僚だった21歳も新天地でのトップチームデビューを迎えた。すると同アディショナルタイムにセットプレーから初ゴールを記録。これがラストプレートなってホイッスルが吹かれ、ここまで不振が続いていたR・マドリーが大量リードで第2戦に臨める形とした。

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