元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスが、アジアカップ2019開幕前に優勝予想を行い、その的中率の高さが話題となっている。地元カタールメディアは、シャビの予想が2010年の南アフリカW杯で驚異の的中率を見せたタコのパウルに匹敵するものであると語った。『ガルフ・タイムズ』が伝えている。

　アジアカップは2月1日に決勝が開催。ファイナルでは2大会ぶり最多5度目の優勝を目指す日本代表と初戴冠を期するカタール代表が激突。かつてバルセロナで一時代を築き、現在はカタールのアルサッドでプレーするシャビは、大会開幕前にカタールの『AL KASS』という番組内で、グループリーグ突破国、決勝トーナメントの対戦カードまで勝敗を予想。

　準々決勝の8チームは、シリアだけ早期敗退(ベトナムが8強入り)となり、結果的に7/8を的中。4強では日本vsイラン、カタールvsオーストラリアになると予想しており、オーストラリアのみを外したが、決勝カードの日本vsカタールを見事に的中させた。

　カタール紙の『ガルフ・タイムズ』は、シャビの予想について「一連の見事な予測とともに、彼はピッチの上でも外でも際立って熟練していることが証明された。非常に先見の明がある」と評価した。

　当初は「トーナメントに対する彼の予想が出た時に、彼は笑われていた」と、現実的ではない予想に世間は意に介さなかった。しかし、同紙は最終的に「シャビが選んだカタールが決勝に進出した。今度は彼が笑っているはずだ」と、状況は逆になったと記した。

　また同紙は、2010年の南アフリカW杯でドイツ・オーバーハウゼンの水族館の人気者、タコのパウル君がドイツ代表の7試合と決勝の勝敗を見事に的中させたことを引き合いに出し、「シャビの予想は2010年に85パーセントの的中率を見せたタコのパウルに匹敵する。スペイン出身MFは『カタールが優勝する』と予想したが、彼の予測が正しいと証明される可能性が十分にある」と、ユニークな表現でカタール優勝の可能性について言及した。

　日本とカタールの決勝は日本時間2月1日23時にキックオフする。

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