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交代拒否のチェルシーGKケパ、次戦の出場は…サッリ監督「それがチームへのメッセージとなる」

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交代を拒否して処分を受けたGKケパ・アリサバラガ

 チェルシーは27日、プレミアリーグ第28節でトッテナムとホームで対戦する。マウリツィオ・サッリ監督は、交代を拒否してクラブから処分を受けたスペイン代表GKケパ・アリサバラガの起用について、慎重な姿勢を示しているようだ。クラブ公式サイトが記者会見でのコメントを伝えた。

 24日に行われたマンチェスター・シティとのカラバオカップ決勝(0-0、PK3-4)で、サッリ監督はPK戦の前にGKウィリー・カバジェロを投入しようとしたが、ケパが頑なに交代を拒否。サッリ監督は怒りを露わにし、ケパがそのままゴールを守ったチェルシーはPK戦の末に優勝を逃した。

 試合後、ケパはクラブ公式サイトを通じて「監督、ウィリー、チームメイトやクラブに対して心から謝りたい。ファンに対しても申し訳ない気持ちだ。どんな処分も真摯に受け入れるつもりだ」と謝罪。サッリ監督も「ケパとはこの出来事についてしっかりと向き合い、いい話し合いを設けることができた。誤解があったとはいえ、彼自身大きな間違いを犯したと感じているようだ」と和解を示唆した。

 また、クラブはケパに対して週給分の罰金を科し、これをチェルシー財団に寄付することを発表している。

 一連の騒動は収束したかに思われたが、トッテナム戦に向けた記者会見に出席した指揮官は、ケパの起用について明言を避けた。コンディションに問題はないとしながらも、今回の件でチームに動揺があったことを認め、ケパの出場可否は直前に判断すると話している。

「出場するかもしれないし、そうではないかもしれない。自分はこのグループにメッセージを送りたいね。ケパがピッチにいるか、ピッチから離れるか、それがメッセージとなる。このグループにとって良い決断をするよ」

「彼は大きな過ちを犯した。どのような決断にもなりうるが、彼がプレーするとしたら、彼はその準備をしなければいけない。ベンチに座ることになれば、そのための準備をしないとね」

 サッリ監督は「自分たちはこれでケパを終わりにしたくない」とも語っているが、果たしてどのような決断を下すのか。

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