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酒井宏のマルセイユは完敗…ムバッペ&ディ・マリアの圧巻3発で首位パリSGは2位と勝ち点20差に

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終盤にはPKを献上してしまったDF酒井宏樹

[3.17 リーグアン第29節 パリSG 3-1 マルセイユ]

 フランス・リーグアンは10日に第28節を行った。DF酒井宏樹が所属するマルセイユは敵地でパリSGと対戦し、1-3で完敗となった。酒井は左サイドバックでフル出場している。

 フランスを代表する2大都市のダービーマッチ“ル・クラスィク”。年末年始は不調にあえいだマルセイユだが、リーグ戦直近6試合は5勝1分となり4位に浮上。酒井は左サイドで守備重視のポジションを取り、また好調の要因となっているFWマリオ・バロテッリも最前線で起用された。

 一方、UEFAチャンピオンズリーグで破れ、リーグアンとクープ・ドゥ・フランス(国内杯)の2冠を目指すパリSG。負傷でFWネイマールやFWエディンソン・カバーニはメンバー外となり、前線にMFアンヘル・ディ・マリアとFWキリアン・ムバッペが配置された。

 パリSGは前半16分、ディ・マリアがショートカウンターからゴールを挙げるも、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が直前のオフサイドを認めたためノーゴールに。前半30分を過ぎると、MFダニエウ・アウベスとDFトーマス・ムニエがそれぞれ負傷してしまい、不穏な空気が流れる。

 しかし、そんなムードを破ったのはディ・マリアとムバッペのコンビ。パリSGは前半アディショナルタイム、マルセイユのCKからカウンターを仕掛けると、途中出場のDFティロ・ケーラーが右サイドからクロスを挙げる。PA手前でパスを受けたディ・マリアはPA左にスルーパス。追いついたムバッペが冷静にシュートを沈めた。

 前半で0-1とリードを許したマルセイユだが、後半開始早々にはMFルーカス・オカンポスの左サイドからのクロスをFWバレール・ジェルマンがゴールに流し込み、すかさず同点に追いつく。しかしパリSGも同10分にディ・マリアがPA左に進入すると、酒井にシュートコースを消されるも、角度のないところから左足シュートを放って再び2-1と点差を広げた。

 マルセイユは後半17分、最終ラインの突破を許してGKスティーブ・マンダンダがPA外に飛び出し、決死のスライディング。しかしこの行為により守護神は一発退場に。GKヨアン・プレを投入するためにバロテッリが交代となった。

 数的優位に立ったパリSGは後半12分に追加点を挙げる。ゴールから約30m離れたところでFKを得ると、ディ・マリアが圧巻の左足シュート。ゴール右ポストを叩きながら、ゴールに吸い込まれた。

 酒井は数的不利の中で守備に走るも、後半44分にディ・マリアへのスライディングでイエローカード。さらに終了間際にはPA内でのムバッペへのファウルでPKを献上してしまう。しかし、プレがムバッペのPKをスーパーセーブ。酒井のミスは失点にはつながらなかった。

 試合はそのまま終了し、パリSGが3-1で勝利。リーグ戦7連勝とし、2位リールと勝ち点20差で首位を独走している。

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