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カシージャスはこのまま現役引退か…スペインメディアでは専門医が「プロスポーツは心臓に過酷」

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 ポルトのGKイケル・カシージャスが1日、トレーニング中に心臓発作を発症。病院へ緊急搬送された。

 所属先のポルトは命に別状はない声明を発表し、緊急搬送されてから数時間後、カシージャス本人も病院のベットからSNSを通してメッセージを発している。

 カシージャスは今年3月にポルトとの契約を1年延長し、2020年までプレーすることとなっていた。だが、スペインメディア『lavozdegalicia』は「通常ならこのまま引退」という見出しで、次のように伝えた。

「心筋梗塞によって倒れた人物は、大抵の場合カテーテル手術によって塞栓が改善され、回復へと向かう」

 心臓の専門医ラモン・カルビノ氏による見解を踏まえ、同メディアは「カシージャスのように心臓疾患で倒れた人物は、激しい動きのあるスポーツはすべきではないと思われる。日常生活を送るぶんには問題なくとも、プロスポーツ界は心臓にとってとても過酷であり、全く推奨できるものではない」と伝えている。

 過去にサッカー界ではマルク・ビビアン・フォエ、アントニオ・プエルタ、ダニエル・ハルケ、松田直樹、ダビデ・アストーリなどが心臓の発作で急逝したケースがある。また、カシージャスの元同僚であり、ユーロ2008ではスペイン代表としてプレーしたMFルベン・デ・ラ・レは、心臓疾患が見つかったことから25歳で早期の現役引退を余儀なくされた。

 1981年生まれのカシージャスは現在37歳。すでにキャリアの晩年と見られていたが、今回の心臓発作により、このまま現役引退を決断する可能性があるようだ。
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