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本田圭佑がアシストも…メルボルンVは決勝進出ならず、元Jリーガーに得点許すなど惨敗

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本田圭佑はフル出場

[5.12 FS シドニーFC 6-1 メルボルンV]

 オーストラリア・Aリーグは12日、ファイナルシリーズ準決勝を行い、レギュラーシーズン2位のシドニーFCと同3位のメルボルン・ビクトリーが対戦。シドニーFCが6-1で完勝し、パース・グローリーが待つグランドファイナル(決勝)進出を決めた。

 試合は開始早々に動いた。立て続けに左CKを得たシドニーFCは前半3分、3度目の左CKで高い弾道のクロスを入れ、GKローレンス・トーマスがキャッチし損ねたボールがFWアーロン・カルバーに当たってゴールに吸い込まれ、先制する。さらに43分、右クロスがPA左まで流れ、FWアレックス・ブロスケが左足ボレーを叩き込み、2-0とリードを広げた。

 元オーストラリア代表の35歳アレックスは、2011年1月から12年9月まで清水エスパルスに在籍していた選手。公式戦通算64試合で17得点を記録した。2014年6月にはアルアインから古巣シドニーFCに復帰し、今季限りでの現役引退を表明している。

 試合は前半アディショナルタイムにもシドニーFCが追加点。右サイドからMFシーム・デ・ヨングがクロスを入れると、クリアしようとしたDFリー・ブロクサムのオウンゴールにより、前半を3-0で終えた。

 後半もシドニーFCの勢いは止まらなかった。18分、PA内でFWアダム・ル・フォンドルが倒されてPKを獲得。これをフォンドル自らゴール右に沈め、4-0とする。23分には、MFミロシュ・ニンコビッチのスルーパスで抜け出したフォンドルが冷静に右足で流し込み、5-0。終了間際の43分にはニンコビッチがダメを押した。

 メルボルンは後半アディショナルタイム1分に本田のクロスからFWオラ・トイボネンが1点を返したものの、1-6で敗れた。メルボルンはこれで今季のAリーグは終了。すでに敗退は決まっているが、22日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ最終節のサンフレッチェ広島戦を控えている。
 
 なお、本田は先発フル出場。先日『FOXスポーツ』で自身の去就について「まだ、来シーズンにどこでプレーするかは決めていません」と語り、今季限りでのメルボルン退団を示唆していた。

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