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中村俊輔を知るハーツ指揮官、食野亮太郎を高く評価…“日本人の特性”にも期待

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ハーツへのレンタルが有力視されている食野亮太郎

 今夏、ガンバ大阪からマンチェスター・シティに完全移籍を果たした食野亮太郎は、スコティッシュ・プレミアシップのハーツへのレンタル移籍が有力視されている。

 すでにイギリスの就労ビザ取得手続きが進んでおり、契約面で細部を詰め、メディカルチェック後にハーツ行きが正式発表される見通し。

 食野のスコットランド行きはすで既定路線と見られており、スコットランドメディアでは早くも食野の特集記事が組まれるなど、注目度が高まっているようだ。

 そんな中、ハーツ指揮官のクレイグ・レベインは食野のスキルを高く評価しつつも“過度の期待は禁物”との見解を示している。『エジンバラ・イブニング』がその言葉を紹介した。

「メシノは素晴らしい才能に恵まれたボーイだ。ただ、スコットランドのフットボール界でいきなり次なる偉大な名手になるかどうかは現時点で断言できない。彼はまだ若い。英国ですぐ順応できるかどうか不明だし、本領を発揮できるまで時間を要するかもしれない」

 その一方で指揮官は「ジェイミー(ウォーカー)が負傷離脱しているからね。もしメシノ獲得の動きがなかったら、ハーツはすぐさま他のプランを模索する必要があった」と続け、ウイングのウォーカーが骨折したこともあり、その代案として食野に期待を寄せていることも明かしている。

 また同氏は日本人選手の特性について「日本の文化はハードワークをこなし、チームの和を重要視するところにある」と発言。

 かつてレベイン監督は2006年~2009年までダンディー・ユナイテッドを率いていたこともあり、当時セルティックでプレーしていた中村俊輔を間近に見ていた。06-07シーズン、セルティックvsダンディー・Uでは、エバンデル・スノのお膳立てを受けた中村にループシュートを決められたことも。なお、このゴールは同シーズンのリーグ年間ベストゴールに選出されている。敵将として中村を見てきただけに指揮官は“日本人の特性”という点でも食野の加入を待ち望んでいる様子。

 食野のハーツ入りは近日中に正式発表されるものと見られており、極東出身の新戦力にスコットランド内での注目度は日に日に高まっているようだ。

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